ソフトウェア工学の光と影
平鍋さんがソフトウェアシンポジウムで発表された資料が公開されたのでメモ。
以下ラフなメモ書き。
【元ネタ】
『ソフトウェア工学の分岐点における、アジャイルの役割』:An Agile Way:ITmedia オルタナティブ・ブログ
ソフトウェア工学には光と影がある。
ソフトウェア工学はこれまでに優れた業績を上げてきた。
でも、実際のソフトウェア開発にほとんど貢献できていないのではないか?
ソフトウェアの社会的影響力は増しているのに、デスマーチが減ったという話は聞かない。
ソフトウェア工学とはそもそも何なのか?
ソフトウェア開発者、ソフトウェア開発チームに対する社会学。
ソフトウェア工学は、ソフトウェアに従事する人と組織に関わる社会学と捉えよう。
だからこそ、コンピュータサイエンスと違って、人間的要素が混じり、自然科学よりも社会科学に近い観点が必要になってくる。
そこに矛盾を感じる。
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コメント
古典的なソフトウェア工学は、社会学よりは数学の応用だったので、矛盾は生じません。乖離が生じただけです。
でも、ソフトウェア工学があったから、この程度のデスマーチで済んでいるのかもしれませんよ。
投稿: さかば | 2010/07/14 21:35
◆さかばさん
チケット駆動開発でソフトウェア工学の面白さが分かったものの、まだ何か違和感があるのです。
じっくり考えてみます。
投稿: あきぴー | 2010/07/15 22:44