Blogを電子書籍作成プラットフォームにする
WordPressのepub出力プラグインがあるとの記事を見つけたのでメモ。
epub出力プラグインがあれば、Blogを電子書籍作成プラットフォームにできる可能性がある。
【元ネタ】
Wordpress -- Download ePub プラグイン | Karak
WordPress 3.0でePub等を出力する「Anthologize」 - The blog of H.Fujimoto
WordPressを電子書籍に変換するプラグイン「Anthologize」 | Web活メモ帳
Anthologize - Word Pressを書籍作成プラットフォームにする - 取引費用ゼロの歴史 ~ アーカイヴズと歴史研究のトリセツ
WordPressは、MovableTypeだから、ココログ以外にも、たいていのBlogのフォーマットに対応している。
普通のBlogをWordPressへインポートすればすぐに公開可能。
下記インストーラーを使えば、Windows/Linux上でワンクリックでWordPressをインストールできる。
上記のプラグインが意味しているのは、Blogというコンテンツがあれば、それはいつでも電子書籍作成サーバーになる可能性があることだ。
BlogをWebで見るだけでなく、電子書籍(epub)としてダウンロードできるリンクがあれば、BlogをiPadやiPhoneなどの電子書籍リーダーで本のように読むことができる。
電子書籍がビジネスに与える影響はとても大きいと思っている。
その理由は、コンテンツを作成する能力さえあれば、誰でも簡単に販売できるインフラがあるので、簡単に収益を上げることができるからだ。
個人が印税35%の電子書籍を出版できる時代 - Amazon Kindleの衝撃:in the looop:ITmedia オルタナティブ・ブログ
電子書籍リーダが変える産業構造。消える産業、産まれる産業:ASSIOMA:ITmedia オルタナティブ・ブログ
だが、電子書籍の収益はさほど大きくないだろう。
むしろ、電子書籍がその値段よりも価値があるのは、著者の思想や生き様が書籍に濃縮されているからだ。
コンサルタントという職種の人達が本をよく書くのは、自分が書いた本を広めることで自分のビジネスをやりやすくしているから。
例えば、電子書籍が名刺代わりになる可能性がある。
ビジネスパーソンの出版戦略:大木豊成さんインタビュー(その2)「実名ブログを書くと、出版する力がつけられる」:永井孝尚のMM21:ITmedia オルタナティブ・ブログ
書籍が人に与える影響が大きいのは、書籍に著者の思想の質の高さが反映されているから。
歴史を辿ってみれば、過去の人物の凄さは残された書籍でしか知りうることはできない。
書籍とWebでは、その中に含まれている知識の質は歴然とした差がある。
電子書籍の本質とそのビジネスモデルについては今後もトレースしてみたい。
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