アジャイルはなぜ失敗するのか?~教科書には載っていない反復型開発の3つの掟
牛尾さんがCodeZineに、アジャイル開発の運用のハードルが何故高いのか、優れた記事を立て続けに書かれているのでリンクしておく。
牛尾さんのように、実際のAgileな開発だけでなくシステム化提案や要件定義のAgile化など、下流工程から上流工程まで全てで経験し尽くしている人だからこそ、分かっているような内容ばかりでとても興味深い。
【元ネタ】
ウォーターフォールの次に行け!~日本のソフトウェア開発を今一度洗濯いたし申し候(1/2):企業のIT・経営・ビジネスをつなぐ情報サイト EnterpriseZine (EZ)
なぜアジャイルは本のとおりに実践しても失敗するのか?(1/4):企業のIT・経営・ビジネスをつなぐ情報サイト EnterpriseZine (EZ)
なぜアジャイルは本のとおりに実践しても失敗するのか?(4/4):企業のIT・経営・ビジネスをつなぐ情報サイト EnterpriseZine (EZ)
アジャイルはなぜ失敗するのか?~教科書には載っていない反復型開発の3つの掟(1/4):企業のIT・経営・ビジネスをつなぐ情報サイト EnterpriseZine (EZ)
アジャイルはなぜ失敗するのか?~教科書には載っていない反復型開発の3つの掟(2/4):企業のIT・経営・ビジネスをつなぐ情報サイト EnterpriseZine (EZ)
アジャイルはなぜ失敗するのか?~教科書には載っていない反復型開発の3つの掟(3/4):企業のIT・経営・ビジネスをつなぐ情報サイト EnterpriseZine (EZ)
アジャイルはなぜ失敗するのか?~教科書には載っていない反復型開発の3つの掟(4/4):企業のIT・経営・ビジネスをつなぐ情報サイト EnterpriseZine (EZ)
どの記事も経験に裏打ちされて非常に納得感がある。
アジャイルはなぜ失敗するのか?~教科書には載っていない反復型開発の3つの掟(1/4):企業のIT・経営・ビジネスをつなぐ情報サイト EnterpriseZine (EZ)に書かれている下記の文章は、まさに僕が思っていることズバリだ。
(前略)
今回は、われわれが慣れ親しんできたウォーターフォール型開発と最も異なるアジャイルの特徴「イテレーション」を取り上げます。短期間(1週間~4週間程度)の開発を繰り返しながら機能を充実させていきます。口で言うのは簡単ですが、大抵の人は初めてのイテレーションで失敗します。それが上手く回るための仕組みがわかっていないからです。
(後略)
そして、僕が今抱えている問題点「上流工程のアジャイル化」についても一つの示唆を与えているように思える。
アジャイルはなぜ失敗するのか?~教科書には載っていない反復型開発の3つの掟(4/4):企業のIT・経営・ビジネスをつなぐ情報サイト EnterpriseZine (EZ)に書かれているけれど、Agile開発導入によって顧客の役割まで変わってしまうのに、顧客のマネジメント力が弱いためにうまく回っていないアンチパターンについても書かれている。
(中略)
アジャイル開発プロジェクトの失敗事例を見ると「顧客が要求を出せない」「顧客側の体制が弱い、時間が取れない」「行き当たりばったり開発になって、無限開発になってしまっている」といった例が非常に多く見られます。これらは、「ポイント3 要求を出せる」という条件を満たしていないため発生する現象です。
(後略)
XPでは「オンサイト顧客」というプラクティスがある。
このプラクティスが言いたいこと、その利点は分かるけれども、実際の現場では適用しづらい。
だから、倉貫さんが以前提唱していた「顧客プロキシ(顧客代理人)」のような役割を業務SEが担って、要件や仕様を詳細化していくのが現実的だろうと思う。
【中級】反復開発 現場のノウハウ 第2回 - ITエンジニアのスキル向上ゼミナール:ITpro
しかし、その顧客プロキシも実際は上手く回らない。
顧客プロキシに対応する業務SEの負荷が高すぎて、実際の設計作業が滞りがちなのだ。
オンサイト顧客というプラクティスは確かに従来の開発の問題点を明確化したけれども、その対策は不十分だと思っている。
だから、牛尾さんは萩本さんが提唱する要求開発にも関わっていると推測するが、BABOKも似たような動機を持っているように感じている。
Requirement Development Alliance : 要求開発アライアンス
#実際、理事の細谷さんがまさに「BABOK2.0と要求開発」という資料も公開している!
BABOK 2.0 and Requirement Development
この部分に関しては、色々考えている所があるのでもう少しまとめてみたい。
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