Redmineのロードマップにある進捗率の意味
Redmineのロードマップの進捗率について良い説明があったのでメモ。
【元ネタ】
ロードマップ画面に表示される進捗率の算出方法 | Redmine.JP Blog
Redmineのロードマップでは、進捗率が2種類表示される。
一つは終了チケットの進捗率で濃い緑色で表示される。
もう一つは仕掛り中も含めたチケットの進捗率で薄い緑色で表示される。
上記の機能が意味するのは、濃い緑色の進捗率こそが実質の進捗率であること。
顧客が使える機能は、実装する機能のチケットのステータスが終了でなければ、実装できたとしてもテストも終わっていないのだから、リリースできる品質が確保されていない。
Agile開発では、Done(終了)でない作業は全て未完了と見なすけれど、その意味は、顧客に取って価値あるソフトウェアはまさに動くソフトウェアであるからだ。
まともに動かないソフトウェアは価値あるソフトウェアとは言えない。
仕掛り中のチケットの進捗率は、見かけ上の進捗。
開発の進捗が遅れている時によくあるケースは、ロードマップで濃い緑色が短く、薄い緑色がやや長めで落差があること。
この状況は、メンバーは必死で頑張っているものの、仕掛り中のチケットが多くて、終了チケットがリリースすべき機能を満たしていないことを意味している。
例えば、工程単位に設計して開発して単体テストまでチケットは順当に消化できたものの、実際に動かしてみたら次から次にバグが見つかって、バグが登録されたチケットが多くなり、進捗率の計算式の分母に当たるチケット総数が増えたことがあげられるだろう。
PMはロードマップの進捗率を見ながら、実質の進捗(濃い緑色)と見かけ上の進捗(薄い緑色)の乖離が目立つようならば、抜本的な対策を講じる必要があるだろう。
そうでなければ、そのプロジェクトはすぐにデスマーチに陥る。
Redmineのロードマップに現れる2種類の進捗率がPMBOKのEVMに関連することに付いては以前書いた。
チケット駆動開発にEVMの概念を導入してみる: プログラマの思索
RedmineプラグインRodmapsにEVMの機能を追加する: プログラマの思索
つまり、終了チケットの進捗率はSPI(スケジュール効率指数)、仕掛り中も含めたチケットの進捗率はCPI(コスト効率指数)を表現していると言える。
チケットには予定と実績の作業開始・終了日と予定・実績工数が記載されているのだから、最終的にはプロジェクトの原価計算も計算可能だ。
Redmineのロードマップ画面に表示される進捗率と原価計算の関係: プログラマの思索
PMBOKのEVMや原価計算は今はアイデアの段階に過ぎないけれども、チケットに書かれた進捗情報を使えば、ソフトウェア開発に関するすべての情報を集計することは可能だと思う。
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