Tracのマイルストーンを階層化する
Tracのマイルストーンを階層化する方法が書かれた記事があったのでメモ。
【元ネタ】
Tracのマイルストーンを階層化する - Hirohiroの日記
ExtendedVersionPlugin - Trac Hacks - Plugins Macros etc. - Tracを使うと、Tracのバージョンとマイルストーンを1対Nの関係で関連付けしてくれるらしい。
この機能はTracによるチケット駆動開発をAgile化するのに重要な機能だと思う。
理由は、このプラグインによって、Tracのバージョンをビルドモジュールのリリース予定バージョンに紐づけることができて、更にイテレーションの階層化を実現出来るからだ。
これによって、ビルドモジュールからのトレーサビリティを容易に実現できるし、Tracのマイルストーンを内部リリースや段階リリースに置き換えることで、小刻みにリリースしながら機能拡張していく小規模リリースのプラクティスのバリエーションを増やすことができる。
Tracのバージョンやマイルストーンは正直使いづらかったけれど、上記プラグインがあれば、Redmineよりもチケット駆動開発を強力に運用できるようになるかもしれない。
| 固定リンク
「プロジェクトマネジメント」カテゴリの記事
- SAFeの本質はアジャイルリリーストレイン、LeSSの狙いは組織のスクラム化ではないか、という仮説(2021.01.26)
- キャズム理論をプロセス導入の問題解決に使うアイデア(2021.01.25)
- 文化は組織構造に従う(2021.01.19)
- 管理職に求められる能力はPM理論そのものではなかったのか(2021.01.14)
- カンバンはステータス名が大事(2021.01.02)
「Redmine」カテゴリの記事
- キャズム理論をプロセス導入の問題解決に使うアイデア(2021.01.25)
- 変更管理プロセスが弱いとトラブルが多い(2021.01.04)
- カンバンはステータス名が大事(2021.01.02)
- RedmineをPJ管理ツールと呼ぶのは嫌いだ、Redmineはチケット管理ツールと呼ぶべきだ(2021.01.02)
- PMO観点でRedmineの使い方とは何か(2020.12.20)
「ソフトウェア工学」カテゴリの記事
- キャズム理論をプロセス導入の問題解決に使うアイデア(2021.01.25)
- 因果ループ図を再考する~問題の症状をシステム構造として捉えて解決策を見つける(2020.12.25)
- 第73回 SEA関西プロセス分科会「モデルベースシステムズエンジニアリングの活用」の感想~モデルの検証を形式手法で自動テスト化する(2020.12.13)
- 相殺フィードバックを再考(2020.06.17)
- SaaSのビジネスモデルがアジャイル開発を促進したという仮説(2020.06.14)
「チケット駆動開発」カテゴリの記事
- 変更管理プロセスが弱いとトラブルが多い(2021.01.04)
- カンバンはステータス名が大事(2021.01.02)
- GTDは箱の使い分けが鍵を握る(2020.12.09)
- ツールで定義したプロセスが組織文化を作り出すのではないか、という仮説(2020.12.05)
- チケット管理ツールの用途が変わってきている(2020.10.28)
「Agile」カテゴリの記事
- SAFeの本質はアジャイルリリーストレイン、LeSSの狙いは組織のスクラム化ではないか、という仮説(2021.01.26)
- キャズム理論をプロセス導入の問題解決に使うアイデア(2021.01.25)
- 文化は組織構造に従う(2021.01.19)
- 「ストーリーマッピングをはじめよう」本の感想~ストーリーによる企画や要件定義はSaaSと相性がいい(2021.01.17)
- 管理職に求められる能力はPM理論そのものではなかったのか(2021.01.14)
コメント