RubyがJIS規格に制定された
RubyがJIS規格に制定された記事を見つけたのでメモ。
【元ネタ】
RubyがJIS規格「JIS X 3017」に制定:CodeZine
WEB+DB PRESS vol.58 の Rails 3 / Ruby1.9.2 記事が素晴らしすぎる件 - まちゅダイアリー(2010-08-21)
Rubyは日本で生まれたプログラミング言語なのに、日本のSI業界では重要視されていないか、殆ど無視され続けてきている。
基幹システムにRubyは使えないという先入観があるからだろう。
日本のIT産業は国際競争力がないと批判され続けてきている。
でも日本の草の根のオープンソース活動は活発で、RubyやSeasarなど優れたプログラミング技術などを生み出している。
多分日本のSI業界がその現状を変えるのは難しく、オープンソースやそれを支えるコミュニティが現状変革の鍵を握っているように思える。
上流工程にこだわる業務SEほど、モデルからシステムを自動生成すれば動くシステムができあがると空想するMDAが好きだが、実際のソフトウェア開発はもっと泥臭くて繊細。
プログラミング言語に依存しないモデルを目指すというのはMDA(モデル駆動開発)と同じと思うが、MDAにこだわり過ぎている気がする。
MDAはAgile開発の対極にあると思うから。
ソフトウェアはモデルから自動生成できるものではなく、実際に作って動かして、開発者やユーザのフィードバックを受けて、機能も品質も改善してVerUpすることで完成形に近づくものだから。
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