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2011/03/11

@yusuke_kokuboさんのRedmineプラグイン

yusuke-kokuboさんのRedmineプラグインが公開されていたのでメモ。

【元ネタ】
meeting/14 - Shibuya.trac Wiki - SourceForge.JP

うちの会社のRedmineプラグイン - こくぼ@Everything is the experience.

一つは、チケットに添付したファイルを一覧で見ることができるredmine_attachement_viewer。
もう一つは、見積もり/作業時間に対しての予実をみれるようにするredmine_yojitsu。

前者の使い道としては、バグの検証のためにアップしたファイル一覧を見たい時がある。
添付ファイル名に一定のネーミングルールを課せば、見えやすくなる。

後者は、RedmineのBacklogsプラグインと組み合わせて、予定と実績の工数比較に使うみたい。
yusuke-kokuboさんの凄い所は、Redmineによるチケット駆動開発に、ストーリーカードとタスクカードの使い分けをBacklogsプラグインで実運用している点だ。

【Redmine Backlogsプラグイン】
Redmine Backlogs :: Home

Redmine Backlogs :: Usage: Product Owner

Redmine Backlogs :: Usage: Scrum Master

Redmine Backlogs :: Usage: Team Member

上記の画面を見ると分かるように、Scrumのスプリント>ストーリーカード>タスクカードをRedmineのバージョン>親チケット>子チケットで表現しているのがミソ。
顧客や管理者の観点では、ストーリーカード単位で進捗を見たり、集計すればいい。
開発者の観点では、タスクカード単位で作業の状況を更新したり、集計すればいい。

チケット駆動開発を運用すると、チケットがどうしても増えすぎて、完了速度よりも登録速度が増えてしまう時が多い。
その時に、チケットの親子関係を使って、タスクを束ねて見えやすくしたいのだが、Redmineのデフォルトの機能では、チケットの親子関係をロードマップ上で綺麗に集計してくれないのが弱点。
本来は、ロードマップというリリース計画を、顧客の観点であるストーリーカードの一覧で見たり、開発者の観点であるタスクカードの一覧で見たり、色々切り替えて分析したいのだ。

現状は、Backlogsプラグインがその目的に一番かなっていると言える。

RedmineのVer1.0から実現されたチケットの親子関係は、ストーリーカードとタスクカードの使い分けを自然に実現できるだけでなく、要件からビルドモジュールまでのトレーサビリティを実現できる点に大きな意味がある。

つまり、チケットの親子関係で要件管理をRedmine上で実現できる可能性を秘めている。
その可能性に秘められた意味をもう少し考えてみる。

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