理想ラインが加わったredmine_version_burndown_charts画面
@daipresentsさんがredmine_version_burndown_chartsプラグインをアップデートしたらしいので、インストール後の画面をアップしておく。
興味深いのは、理想ラインが追加されたこと。
【元ネタ】
Twitter / @Dai Fujihara:Redmineのバージョンバーンダウンチャートプラグインアップデート 予定線を追加 1.0.5での動作確認済 http://t.co/6RmdYZo
daipresents/redmine_version_burndown_charts - GitHub
Redmineに入れたプラグイン一覧part2: プログラマの思索
redmine_version_burndown_charts画面は、バージョン(スプリント)単位でバーンダウンチャートを表示してくれる重要なプラグイン。
だが、従来は予想ラインと実績ラインしかなかった。
当然、予想ラインは予想工数、実績ラインは実績工数とステータスから集計されていると思われるが、理想ラインは何となくMSProjectの山崩しのように思える。
つまり、予想ラインは入力した予定工数や開始日・終了日からそのまま出力するのでリソースが偏っている可能性が高く、現実の進捗に程遠い可能性もある。
理想ラインに近い形でタスクが減っていけば、進捗は特に問題ないという判断を下せるし、逆に理想ラインよりも大きく実績ラインが離れると現状に合っていないという判断もできるだろう。
実際に運用してみると色々分かってくるかもしれないので試してみたい。
【追記】
バーンダウンチャートプラグインを改造 | ASR's hiveによれば、下記の意味になる。
(1)「予想ライン」が予定工数から計算される残工数、「実績ライン」が実績工数と進捗率から計算される残工数。
(2)理想ラインは、該当バージョンの開始日から期日に向けて残工数がまっすぐ下がっていく残工数。
(3)上限ライン・下限ラインは、予定工数の±20%という設定から計算される理想ライン。管理図のようなもの。
(4) 本来のバーンダウンチャートは、理想ラインの付近で表示されるのが望ましい。理想ラインから離れるほどタスクがあふれていることを示している。
| 固定リンク
「Redmine」カテゴリの記事
- Redmineのバージョン設定でプロジェクトの設定方法が違う(2024.06.23)
- ウクライナのRedmine開発者が作ったRedmineテーマやプラグイン(2024.06.18)
- 第26回redmine.tokyo勉強会の感想~多様性はコミュニティが成功する重要な要因の一つ #redmineT(2024.06.15)
- Redmineで持ち株管理する事例(2024.04.21)
- チケットはデータでとプロセスの二面性を持つ #redmine(2023.12.24)
「Agile」カテゴリの記事
- 「システムアーキテクチャ構築の原理」の感想part2~非機能要件がシステムのアーキテクチャに影響を与える観点をプロセス化する(2024.05.06)
- 「スクラムの拡張による組織づくり」のScrum@Scaleの感想(2024.03.31)
- ソフトウェア工学の根本問題から最近のソフトウェア設計を考えてみる(2024.03.03)
- 「GitLabに学ぶ 世界最先端のリモート組織のつくりかた」の感想(2023.12.10)
- 概念モデリングや設計原則は進化しているのか(2023.10.21)
コメント