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2011/05/06

DSLもオブジェクト指向の歴史を追いかけている

平鍋さんのDSLの記事があったのでメモ。

【元ネタ】
マーチンファウラのDSL本をマインドマップにまとめてみた:An Agile Way:ITmedia オルタナティブ・ブログ

リファレンスモデルの重要性: プログラマの思索

基幹系バッチ処理をHadoopで高速化: プログラマの思索

Hadoopの本質は分散I/Oにあり~クラウド時代の非同期処理: プログラマの思索

Xead Driverの感想: プログラマの思索

マーチンファウラーがDSLの本「Domain-Specific Languages (Addison-Wesley Signature Series (Fowler))」を昨年秋に出版していたらしい。

今思うと、UMLによるモデリングでOCLで書いていたビジネスロジックは、本来DSLで表現すべきものではないかと想像する。
ドメインモデルは型として表現できるが、ドメイン同士のリレーションや複雑な制約条件はUMLでもDOAでも表現しづらい。

OOAもモデル駆動開発(MDA)を志向して袋小路に入ったけれど、DSLで概念モデルを表現してプログラミングの一種にしてしまう発想は面白い。
プログラムにしてしまえば、実際にすぐ動かせるし、編集→コンパイル→実行という開発スタイルはAgileになりやすい。

ソフトウェア設計技法の歴史を振り返ると、下流工程の技術が上流工程を覆い尽くすパターンがとても多い。
オブジェクト指向がまさにその典型例だ。
Agileもオブジェクト指向の歴史をなぞらえるように、今まさに上流工程に乗り込んでいる。
DSLもそういう歴史の流れの一部なのかもしれない。

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