redmineでナレッジを蓄積していく方法
Redmineでナレッジを蓄積していく方法をメモ。
【1】Redmineにはチケット管理だけでなく、Wikiやフォーラム機能、リポジトリ閲覧機能などがあるので、チケット以外にも情報を蓄積できる仕組みがある。
情報を蓄積していくことができれば、新規メンバーへ説明しやすくなるし、作業の引継ぎも楽になる。
だが、情報を蓄積して保守していくコストをいかに感じさせないようにするか、という仕掛けが大事。
普通はWikiでプロジェクト内部の情報や技術ノウハウを蓄積していくだろうが、Redmineのプラグインで特定目的の情報を蓄積していくこともできる。
下記にあげたようなプラグインがあるようだ。
【用語集】
Redmine 用語集プラグイン: プログラマの思索
Redmine 用語集プラグイン Wiki - SourceForge.JP
(引用開始)
Redmine(プロジェクト管理システム)に用語集の機能を追加するプラグインです。以下のような用途に使えます。
* 業務分析工程での専門用語の管理、社内辞書
* 対訳表
* 用語とデータ型(クラス名)との変換辞書
* コーディング時の略名の付け方の方針管理
(引用終了)
【FAQ】
Redmine - PluginEzfaq - Redmine
「Q&A形式のコンテンツを作成するプラグインです。ただし、質問は題名(1行)だけで詳細を書けず、質問と回答を一緒に記述して登録するので、FAQ作成担当者が各所から集めたQ&Aを整理して登録する使い方が向く機能です。」とのこと。
使い道としては、インシデント管理プロセスで、オペレータが消費者に電話対応の受け答えていくFAQを蓄積した後、HPで公開する方法があるだろう。
「パスワードを忘れてログインできません」という問合せに対しては、HPのFAQを御覧下さい、とかわせばいい。
【蔵書】
Redmine - PluginEzlibrarian - Redmine
zouchaoqun/ezlibrarian - GitHub
「書籍や物品管理機能を追加します。貸し出し管理、書籍(物品)レビュー記載が行えます。」とのこと。
@mkinside82さんによれば、ネットワーク機器などの資産管理や現物照合に、蔵書プラグインを利用するアイデアもあるようだ。
【ナレッジ】
Redmine - Knowledgebase Plugin - Redmine
alexbevi/redmine_knowledgebase - GitHub
自分の環境に入れてみたものの、使い方がよく分からなかったので、@mkinside82さんに聞いたら、こんな使い方をしている人のこと。
とても参考になる。
Redmineのプラグインがこれほど作りやすいのは、Railsアプリであるおかげで、情報を蓄積するテーブル設計さえできれば、マイグレーションで一発でスキーマを生成できて、scaffoldでCRUD画面を一瞬で自動生成できるからだ。
アイデアさえあれば自作してみてもいいかもしれない。
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