Redmineのユーザインターフェイスは使いやすい
MantisやTestLinkなどのPHPアプリを触っていると、ユーザインターフェイスが古いなあ、と思う時がある。
Webアプリであっても、デスクトップアプリのようにマウスクリックする回数を減らすとか、オートコンプリートのような機能が欲しい。
チェックボックスをたくさんチェックしてボタンを押して初めて一括編集できるユーザインターフェイスは、やはり使いづらい。
Redmineは、Railsアプリなのでユーザインターフェイスが他のBTSに比べるとはるかに使いやすいことに改めて気づく。
僕が便利と思う機能をメモ。
【1】Redmineの気がつきにくい機能 | Redmine.JP Blog
チケット一覧画面で複数のチケットを選択後、右クリックするとコンテキストメニューが表示されて一括編集できるようになる。
この機能はとても便利。
最新バージョンでは、ブラウザに関係なく動作する。
#古いバージョンでは、IEで正常動作しない場合があるので注意。
【2】Redmine 1.1 新機能紹介: 「関連するチケット」設定時のオートコンプリート | Redmine.JP Blog
チケット画面で関連するチケット番号を入れると、チケットのタイトルをオートコンプリートしてくれる。
関連チケット番号を間違えて入力するミスもなくなるのでとても便利。
なお、関連チケット機能には「先行する」「後続する」「重複する」の機能があるがいつもややこしい。
英語表記ならば、主語+述語+目的語なので間違えないのだが。
【3】ガントチャート画面でチケットの進捗バーにマウスカーソルを当てると、チケット情報をホバー表示(ポップアップで表示)してくれる。
逐一チケット画面へリンクしなくても即座に担当者などを確認できるから便利。
【4】チケット一覧画面で、チケットの優先度に従ってチケットを色分け表示するプラグインを@g_maedaさんが公開されている。
読みやすい日本語フォントへ設定してくれたりするので非常に便利。
日本語環境で読みやすいRedmine用テーマ「farend basic」公開 | Redmine.JP Blog
また、複数プロジェクトにわたって自分のチケットをみる機能はデフォルトではないけれど、下記のプラグインで自分担当のチケットが複数プロジェクトに散らばっていても、マイページ画面で確認できるようになる。
新規開発と運用保守の2つを掛け持ちしているメンバーなら、入れておきたいプラグインだ。
Redmineのマイページをより便利にする My Page Blocksプラグイン | Redmine.JP Blog
Railsは元々Prototype.jsのコミッタが混じっていたので、Ajaxと親和性が高かったおかげで、使いやすいユーザインターフェイスが実現された。
Rails3.0ではjQueryがデフォルト機能になると聞いているので、RedmineもRails3.0に対応するようになれば、もっと使いやすいユーザインターフェイスになるだろう。
今後もRedmineの動向に着目していく。
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