3人集まれば文殊の知恵はIT業界にも当てはまる
たまたま見つけた記事やTwitterから考えたことをメモ。
【元ネタ】
プログラマの読書会と3年 - 千里霧中
すさまじく充実してる IT 勉強会カレンダー - てっく煮ブログ
井芹さんが輪読会に参加して、たくさんの人達に出会い、切磋琢磨して、アウトプットを出すようになった経緯が書かれていて、とても参考になる。
今の時代は、社内に閉じこもっていてもスキルは上がらない。
OJTという名前の研修で社内で仕事するだけで、幅広いポジションで仕事したり、技術を深掘りしたりして経験を積む環境はそう多くはない。
会社よりもオープンソースのように、社外のコミュニティに技術革新の意気込みが移っているように思える。
以前、大学4回生で大学院に上がる時、研究室の先生から岩波基礎数学選書の一部コピーを渡されて、研究者の心構えの説明を受けた時がある。
その一節に、戦国時代に尾張三河で織田・豊臣・徳川の3人が切磋琢磨したから日本を統一できたという話があり、研究者の卵であっても自分たちの勉強会で切磋琢磨すれば、いつかは結果を出せるみたいな話があった。
僕の学生時代はインターネットが出る前だったので、自主ゼミという名前で、有志が集まって専門書の読書会をやっていた。そんな自主ゼミをもっとやった方がいいという趣旨だったと思う。
最初はそんなに技術も経験も持ってなくても、同じ志を持つ人達と切磋琢磨すれば、必ずいつかは成果が出せる。
技術が身に付いて行く過程で更に向上心も上がり、技術もついてくる成長のらせん構造が生まれる。
IT勉強会カレンダーを見れば、日本各地でIT勉強会が開かれている。
日本中の技術者が知的な議論に飢えていることを示しているのではないか?
このようなコミュニティは、日本のIT業界でそれほど影響力がないように見えるかもしれないが、時代は移っている気がする。
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