ITSと開発プロセスのマッピング
@yusuke_kokuboさんが分かりやすい記事を書かれていたのでメモ。
【元ネタ】
Issue Tracking Systemの利用パターン - こくぼ@Everything is the experience.
【1】RedmineやTracのようなITSは高機能でとても柔軟なため、いろんな状況で使い道がある。
チケット駆動開発の発端はTracのチケット管理であり、テスト工程のタスク管理をToDoリスト代わりに使う発想から生まれた。
チケット駆動開発 … ITpro Challenge のライトニングトーク (4) - まちゅダイアリー(2007-09-07)
更に僕は、Redmineにチケット駆動開発を適用したらアジャイル開発が自然に運用できた経験をした。
そして、IT業界に限らず、営業・製造業・製薬業・情報システム部門などの色んな立場の人達がタスク管理だけでなく課題管理や要件管理へ適用しようとしている。
【2】Redmineにはプロジェクトやチケットの親子関係を作ることができ、バージョンで進捗率を表示している特徴から、要件やWBSへマッピングする考えはとても自然だ。
そのやり方は、3種類あることは下記の記事で書いた。
TiDD初心者によく聞かれる質問part2~チケットの粒度はどれくらいが妥当ですか?: プログラマの思索
つまり、@daipresentsさんのパーキングロットチャートプラグインを使うこと、@yusuke_kokubo さんが使いこなしているredmine_backlogsプラグインを使うこと、そしてAdvanced roadmapプラグインを使う3種類がある。
プロジェクト>バージョン>チケットという関係にプロセスをどのようにマッピングするか、という考えについては、@daipresentsさんも書かれている。
3年使ったRedmineの使い方について共有したい10のこと | 世界
【3】僕の経験からすると、WF型開発でMS Projectをバリバリ使っていた人はチケットの階層構造にWBSをマッピングする手法が好き。
Redmineのガントチャートはチケットの階層構造を綺麗に表示してくれるからだ。
Agile開発に特化している人はバージョンをイテレーションに見なすことを重視してチケットの階層や属性にあまり気を使わない。むしろ安定してリリースできることを重視する。
また、チケットをタスクカードとして扱いどんどん作業していくのがチケット駆動開発の発端だったが、チケットをストーリーカードとして扱う方法もある。
Pivotal TrackerやそのクローンであるFulcrumでは、チケットをストーリーカードとして扱う。
その使い方については下記で書いた。
Pivotal TrackerクローンのFulcrum をインストールしてみた: プログラマの思索
Pivotal Trackerとredmineの違い: プログラマの思索
その場合の運用ルールは、「No Ticket, No Commit」ではなく「No Ticket, No Release」(@kuranukiさん談)になる。
つまり、ストーリーカードを発行して着手しなければ、システムの一機能として反映されないのだ。
だが、ストーリーカードにも階層構造を付けたくなる場合もある。
「アジャイルな見積りと計画づくり」では、ストーリーカードには「テーマ」「エピック」「ストーリー」の3種類が紹介されていて、それらはストーリーカードの階層構造を形成している。
だから、「テーマ」「エピック」「ストーリー」をRedmineチケットの階層構造へマッピングしてストーリー管理する運用方法も可能なはず。
試してみると面白いかもしれない。
ITSと開発プロセスのマッピングは、Agile開発や従来のSW開発の理論をベースに、実際の運用をイメージしながら適用してみればいい。
RedmineやTracという優れたツールのおかげで、色んなバリエーションの開発プロセスを運用できるし、状況に応じて開発プロセスを使い分ければいいのだ。
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