PostgreSQLの再帰SQL
PostgreSQLでも再帰SQLが使えると聞いたのでメモ。
【元ネタ】
住友電気工業株式会社におけるオープンソースソフトウェアの積極的な導入 ? Let's Postgres
再帰SQL | 最近、開発に縁が無くなってきた技術者のきねづか
再帰SQLの使い道は、階層構造を持つテーブルやデータの検索。
よくある例は、ツリー構造にカテゴライズされた商品の検索や、製造業の生産管理システムで部品や品目を検索する時だろう。
この業務ロジックをアプリケーションで書くのは結構苦労する。
ストアドやSQLで複雑な業務ロジックを隠蔽化できるならば、アプリ側はストアドをコールするだけでいい。
そして、DBサーバー側でストアドを実行するので、業務処理の高速化も期待できる。
また、DBUnitを使えばストアドの単体テストにも使えるので、品質向上も見込める。
つまり、テストに必要なテストデータを準備すれば、DBUnitでストアドのテストを自動化することも可能だ。
SQLは色んな書き方があるので、知っておくと便利。
だが、最近のWebアプリ開発では、DBサーバーがボトルネックになる時が多く、DBサーバーのスケールアップに難があるため、アプリケーションサーバーのスケールアップを利用して、DBを単なるデータの格納庫で設計するやり方も見かけるようになった。
KVSのような脱RDB、Hadoopなどの新技術と今後のDOAの進化については、アーキテクチャ設計も絡めてもう一度考え直してみる。
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