Redmine Advent Calendar jp 2011とRedmine1.3に向けての感想
Redmine Advent Calendar jp 2011という催しが開催されていたのでメモ。
【元ネタ】
Redmine Advent Calendar jp 2011 : ATND
plugin 作る時にはこの設定 - Change The World
Haru's blog: Redmine 1.3.0の個人的な注目機能
インフォメーション:本日12月1日より,プログラマ有志による2011年の技術系Advent Calendarが各所ではじまる|gihyo.jp … 技術評論社
クリスマスまで1日1つの記事をBlogやSNSへ公開していくリレーらしい。
@changeworldさん、@haru_iidaさんの記事が公開されているので読める。
技術系Advent CalendarはRedmine以外にもたくさんあるみたいなので、追いかけると楽しいかもしれない。
最近のRedmineの動向としては、次のメジャーバージョン1.3.0がいつリリースされるのか、という点だろう。
1.3.0のチケットは全て完了していて、リポジトリにも1.3.0-stableのブランチが作られているから、即リリースしてもおかしくはない。
@haru_iidaさんの記事によれば、1.3.0では、PDF出力やREST APIの強化、Wikiやリポジトリブラウザの改善などが含まれているらしい。
@naitohさんの力作であるPDF出力は、マネージャ向けにアピールできるウリになるから重要な改善だと思う。
マネージャも顧客と同じく、帳票という紙にとてもこだわる人種だから。
Redmine導入はERP導入に似ている #tidd: プログラマの思索
また、REST APIが使い物になるならば、スマートフォンや携帯など各種デバイスからRedmineへアクセスして情報を取得するのが容易になる利点がある。
つまり、REST APIの機能強化によって、他サブシステムや多種多様なクライアントとの連携がやりやすくなるので、例えばiPhoneやAndroidアプリの開発も促進されるだろうし、それによってRedmineの使い勝手も上がるだろう。
RedmineのRESTful APIを使う: プログラマの思索
一番興味を惹いたのは、リポジトリブラウザのリビジョングラフ表示機能だ。
この機能はGitやMercurialで、コードラインの変遷を1本の線として表示する機能。
TortoiseHgでは既に実装済みの機能であり、複数の開発者のパッチがいつtrunkへマージされていったのか、がとても分かりやすくなる。
git-flow による構成管理とRedmineの関係: プログラマの思索でも書いたが、最近は分散バージョン管理ツールを駆使すれば、並行開発がとてもやりやすくなってきた事情がある。
例えば、複数の案件が同時並行で開発されていて、それらの新機能がmasterへ随時反映されていく並行開発の場合、リビジョングラフ表示があれば、生物の系統図のようにシステムがどのように進化していっているのか、がよく分かる。
Redmineがコミュニティをバックグラウンドとして、どんどん機能改善していくのはとても頼もしいと思う。
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