電子教科書や電子雑誌を作る方法
AppleのiBooks AuthorやGoogleカレントなどの電子書籍アプリに興味を引いたのでメモ。
【元ネタ】
Flipboardの強力なライバルに?:Google、電子雑誌アプリ「Googleカレント」を日本でも公開 - 電子書籍情報が満載! eBook USER
電子書籍作成ツールまで無料:今度は“教科書を再発明”――Apple、「iBooks 2」「iBooks Author」「iTunes U」アプリ発表 - ITmedia +D PC USER
アップルの電子本作成ツール『iBooks Author』のココが○! ココが△!
iBooks Authorで電子書籍の未来は変わる?!日本市場でiBooksを公開する方法 | Chrome Life
紙の本を電子書籍にするよりも、メルマガや週刊誌、漫画を電子書籍にしたほうがいいと思う。
メルマガはメールを頻繁に使う人には良いが、むしろepubにすべきではないのか?
細切れの文書よりも、まとまった電子媒体の方が、過去の記事も読めるし、気になった文章を後から全文検索できる。
そもそもメルマガは文章だけだし、文章の量も少ないから、epubにしてPodcastingのように配布した方が使いやすいはず。
そんなことを考えると、現代は普通の人でも自分が編集者の雑誌を作れる時代なのだと思う。
自分に興味のある記事を書いて、毎週毎月、定期的に雑誌をネットで配布する。
iPhone・iPod touch・iPadのようなクライアントがこれだけ普及しているのだから、コンテンツの質が良ければ読んでくれる。
世に出回るフリーペーパーは1千~5万部までマチマチだが、電子書籍なら配布コストはゼロ。
読者層が多いほど、その雑誌はたくさんの人に影響させる力がある。
同様に、自分が編集者の電子教科書も作ることもできる。
epubならJavaScriptも入れることができるから、インタラクティブなユーザインターフェイスを作り込むことも可能。
特に、物理や生物のような自然科学系が向いているかもしれない。
すると、出版社や雑誌を作る会社から製本して配布するという物理的インフラは消えて、良い本や雑誌を作るという本来の役割に特化していくだろう。
それは、出版コンサルティングみたいな役割。
つまり、本の企画、コンテンツの収集、原稿の書き方など、良い本を書くための役割に特化していく。
逆に言えば、1千~1万字の記事を書く能力が優れている人は、電子書籍として配布するインフラがあるのだから、すぐに作家になれるわけだ。
HPやBlog、Wikiも良いけれども、まとまった電子媒体を配布することは、政治的にも大きな影響力があると思う。
色々考えてみる。
| 固定リンク
「電子書籍」カテゴリの記事
- yWriterは映画の脚本を作るためのアプリだったのではないか(2021.01.05)
- 小説分析ツールyWriterの機能を元にストーリーの構造や考え方を解説するpart2(2020.12.31)
- 小説分析ツールyWriterの機能を元にストーリーの構造や考え方を解説するpart1(2020.12.30)
- 考えながら書く人のためのScrivener入門の感想(2020.12.06)
- GitHubが無料でプライベートリポジトリも使えることで小説家にもGitが必須になってきたのではないか(2019.01.11)
コメント