メールでRedmineチケットを登録する機能のアーキテクチャ
メールでRedmineチケットを登録する機能のアーキテクチャについて考えたことをメモ。
【元ネタ】
メールによるチケットの登録 | Redmine.JP
メールによるチケット登録で使用できるキーワード | Redmine.JP
メールのエンコードをiso-2022-jpにする(文字化け回避) | Redmine.JP
メールでチケット登録時に題名が文字化けする問題を修正 | Redmine.JP Blog
メールでRedmineチケットを登録する機能の可能性: プログラマの思索
Redmineで受信メールによるチケット登録や既存リポジトリ情報を登録する方法: プログラマの思索
Redmineのチケット登録をITILへ応用する: プログラマの思索
メールによるチケットの登録 | Redmine.JPに書かれた@g_maedaさんの詳しい記事を参考にすれば、作れる。
(@g_maedaさんに感謝!)
メールによるRedmineチケット登録で注意すべき点はいくつかある。
一つは、2種類のアーキテクチャがあること。
「メールサーバからメールを転送」する場合は、メールを受信するたびに受信メール用APIがHTTP経由でRedmineへチケット登録するので便利。
但し、メールサーバーにrdm-mailhandler.rbを配置する必要があるので、メールサーバーのセキュリティ上配置できない場合は実現できない。
「IMAPサーバからの受信」する場合は、Cronでrakeタスクを実行して受信メールを取得後、Redmineへチケット登録する。
メールサーバーへ定期的にポーリングして受信メールを取得するので、タイムラグが発生する点は注意が必要。
もう一つは、メールの内容をチケットへ転記する際に文字化けする現象があること。
上記の記事のように、本文が文字化けする場合は、ActionMailerJaのRedmineプラグインをインストールする。
更にSubjectも文字化けする場合は、@g_maedaさんのパッチを当てる必要がある。
また、Redmineの認証を通過しなければチケット更新できない設定の場合、受信メール専用のRedmineユーザをあらかじめ作っておく必要もある。
そして、メールサーバーにある受信メールが溜まっていく設定ならば、月1回はチケット登録済みのメールを削除するバッチ処理も必要になってくるだろう。
メールでRedmineチケットを登録する機能のアーキテクチャは意外に奥が深いように思う。
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