チケット駆動開発のリズムとXPのリズムは似ている
オブジェクト倶楽部のXPの開発プロセスの図がとても分かりやすかったのでメモ。
【元ネタ】
- eXtreme programming FAQ
にある「エクストリームプログラミングの開発プロセスは?」の図
Comparison of issue tracking systems - Atlassianウェブサイト-ドキュメンテーション - アトラシアン ウィキに書いた「TiDDの運用サイクル」の図
XPの開発プロセスをプロジェクト・イテレーション・開発・コーディングの4つのタイミングでうまく図示している。
XPなどのアジャイル開発の特徴の一つが開発にリズムがあること。
その理由は、イテレーションが生み出すリズムがプロジェクト・開発・コーディングの断面でもリズムをもたらしていること。
同様に、チケット駆動開発にもリズムは発生する。
バージョンをXPのイテレーション、Scrumのスプリントのように扱えば、そこから開発のリズムが生まれる。
チケット駆動開発では、プロジェクト・イテレーション・1日(デイリー)・1作業(タスク)の断面でリズムがあり、それぞれの断面でITSを中心とした3種の神器が透過的にサポートしてくれる。
開発のリズムがあるからこそ、それに合わせて作業できて、XPの言う「持続可能な作業ペース」「週40時間労働」が実現される。
これがウォーターフォール型開発の場合、設計・開発・テストの工程を経るたびに作業負荷が増して、最後のリリースとリリース後の対応で作業がピークになる。
Scrumも似たような開発サイクルがある。
チケット駆動開発もXPやScrumのように上手に理論化してみたい。
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