「Redmineによるタスクマネジメント実践技法」の感想を集めてみたpart16 #tidd
「Redmineによるタスクマネジメント実践技法」の感想を見つけたのでメモ。
励みになります。
既にRedmineもVer2.0.2、TestLinkもVer1.9.3になっていて、出版時のバージョンはかなり古いです。
ですが、ツールを使ってアジャイルに開発する手法について解説しているので、バージョンが古くてもそのエッセンスを読み取ってくれるだろうと思っています。
僕はチケット駆動開発を運用してみて、アジャイル開発の利点と運用時に失敗しやすい点を理解できた経験をしましたが、それは一事例に過ぎません。
XPやScrumは随分前から一部では既に運用されていて、その長所や運用時のアンチパターンもアジャイルコミュニティでは既に知られていました。
同様に、PMBOK、ITIL、CMMIなどもマネージャ層ならば、その良さや運用の難しさを既に知っている人も多いでしょう。
また、テスト管理手法や構成管理パターンもその界隈では既に知っている人も多いでしょう。
「チケット駆動開発」という概念が日本でこれほど普及した今、この本に書かれている内容は既に当たり前で、もっと先進的な使い方を行なっているチームや会社もあるかもしれません。
ですが、それらのノウハウをチケット駆動開発の上でアジャイルに開発する手法のコンテキストでまとめた点がこの本の良さだと思います。
そして、チケット駆動開発の経験から、アジャイル開発がソフトウェア開発の特徴に一番うまく適応しているという感触を持っています。
その感触をもっと理論的に他人に説明できるように、今後もまとめていきたいと思っています。
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