AWSで使うRedmine ALMinium
RedmineプラグインALMiniumを元に、AWSへインストールするスクリプトAWS-ALMiniumが公開されていたのでメモ。
これは面白い。
AWS MarketplaceでRedmineも動く: プログラマの思索
(引用開始)
<これは何?>
GitHubで公開されているRedmineを一発展開できるOSS「ALMinium」を、Amazon S3、Amazon RDS、Amzon SESを利用して高可用構成にしよう!というものです。 リポジトリ保存ディレクトリと、FilesディレクトリがS3に、データベースがRDSに、システムメール配信がSESに変更されます。使うには各リソースの事前準備が必要です。
<事前準備>
Amazon EC2のAmazon Linuxインスタンスを立ち上げてください。(64ビット、スモール以上を推奨)
Amazon S3のバケットをあらかじめ準備しておいてください。
Amazon RDSを、MySQLでセットアップしておいてください。
Amazon SESをセットアップし、メール認証を完了させておいてください。
(引用終了)
Redmineのインストールが難しいと言う人は多い。
色んな原因があるだろうが、OSやライブラリのバージョンとRedmineのバージョンが微妙にずれているためにうまく起動しない場合をよく聞く。
本来は、綺麗なCentOSなどLinuxのサーバーに初期設定からクリーンインストールするのが一番安全だろう。
普通は、ALMiniumを使って、Redmineに必要なRubyやMySQL、RubyGemsをワンクリックでインストールすればいい。
でも、初期設定のクリーンなLinuxサーバーを用意できない場合も多い。
既にRubyやMySQLなどがインストールされている環境では、それらをアンインストールして入れ直す手間がかかる時もあるだろう。
Redmineのようなツールを苦労せずにインストールしたいなら、仮想VMないしクラウド上にインストールするのが手っ取り早いと思う。
仮想VMなら、環境をいくらでも複製できるので、失敗したとしても以前のバックアップから作り直せばいい。
また、綺麗なOSが入った仮想VMからALMiniumでインストールすれば、楽にインストールできるはず。
その意味では、AmazonEC2上にRedmineをインストールするスクリプトであるAWS-ALMiniumはとても興味深い。
クラウド上だから、初期状態のインスタンスを用意すれば、AWS-ALMiniumでワンクリックでインストールできる。
そして、クラウド故に、スケールアップも簡単だ。
ディスクが増えたら増やせばいいし、CPUが足りないならもっと増やせばいい。
物理的にハードディスクやメモリ、CPUをいじらなくても、自動的にスケールアップしてくれる。
Redmineのデータを移行したり、Redmineをバージョンアップしたいなら、別のインスタンスを作ってデータ移行を検証したり、別のインスタンスで新しいバージョンのRedmineを試験運用してもいい。
つまり、クラウドならインスタンスを複製したり、新規作成が簡単なので、環境構築後の検証がやりやすい利点がある。
Webサーバーのようなインフラは自前で保つ必要はなく、クラウド上で管理する方が運用も楽になるし、スケールアップもやりやすい。
従量制課金だから、使った分だけコストを支払えばいいのも魅力。
ALMiniumとAWSの組み合わせは色んな可能性があると思う。
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