組織パターンとプロセスパターン
コプリエンの組織パターンとプロセスパターンをオブジェクト倶楽部のHPから探したのでメモ。
【元ネタ】
- 組織パターンとプロセスパターン
「パターン、Wiki、XP」によれば、アレグザンダーのパターン・ランゲージの発想をソフトウェア開発の組織やプロセスに当てはめた場合、どんなパターンが出てくるか、という観点で作られたらしい。
それらのパターンを読むと、XPのプラクティスととても良く似ているのが分かる。
実際、「パターン、Wiki、XP」によれば、ケント・ベックはコプリエンの組織・プロセスパターンやワードカニングハムが作ったパターンを元にXPを生み出したとのこと。
イノベーション・スプリントに行けませんでした - かおるんダイアリーでも、コプリエンの組織パターンとプロセスパターンについて、とても分かりやすい指摘をされている。
(引用開始)
Scrumはこの組織パターンに当てはめてフレームワークを作成した、ということがよくわかった。
例えばScrumにおけるスクラムマスータは、組織パターンにおけるFirewallsである。
(引用終了)
Firewallsとは「マネージャ・ロールを作り,開発メンバを外部のロールからの情報や批判から保護する」パターン。
つまり、スクラムマスターは、「鶏と豚」の喩え通り、外部にいる部外者の批判や監視から開発者を守る役割であると言える。
@haradakiroさんから、「Scrumは組織パターン言語」という話を聞いた時があったが、多分それは上記の文脈だったのだろうと推測する。
重要なテクノロジーは10名以下のチームで作られた ~ Innovation Sprint 2011(後編) - Publickeyを読むと、「Scrum is simple framework」という図がある。
この図の構造は、コプリエンの組織・プロセスパターンによく似ている。
SCRUM: 超生産的ソフトウェア開発のための拡張パターン言語にある「図2. SCRUMパターン言語の束」を見れば、スクラムマスターはFirewallというパターンと関係している。
同様に、Scrmで定義されているロール・ミーティング・成果物は、コプリエンの組織・プロセスパターンと関連付けられるように説明できるのだろう。
つまり、Scrumはコプリエンの組織・プロセスパターンを忠実に再現したプロセスフレームワークであると言う主張が出てくるのだろう。
イノベーション・スプリントに行けませんでした - かおるんダイアリーでは、こんな言葉もある。
(引用開始)
プログラム言語も同じだが、「それ」が必要な背景(何を解決するために存在するのか)を知ることでより深く理解することができるんだと思う。
(引用終了)
XPやScrumが提唱するオリジナルの原則がどこから発生したのか?
そして、その原則は何を解決しようとして、何を導こうとしたのか?
パターンで面白いのは、必要最低限のパターンの集合から多数の効果が得られること。
この特徴は「生成的(generative)」と呼ばれる。
つまり、複数のパターンを組み合わせることで、ソフトウェア開発を抜本的に変えてしまう効果が出てくること。
数学で言えば、必要最低限のパターンの集合は公理系、生成(generative)された効果は公理から演繹される定理や系、命題、事例と言えるだろう。
つまり、必要最低限のパターンを徹底的に運用すれば、色んな効果が出てくるはずだし、生成された効果が本質的なのではない。
この辺りの考え方をチケット駆動開発に適用することはできないのか?
色々考えてみる。
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