RedmineとTracの機能比較part3
RedmineとTracの機能比較の記事があったのでメモ。
かなり詳しく説明している。
【元ネタ】
RedmineとTracの比較
(引用開始)
【比較のまとめ】
・ツール管理者がUNIXのコマンドライン環境に馴染んでいない場合、Redmineの管理が容易である
・開発管理に用いる場合で、開発チームが複数からなる開発プロジェクトでは、Redmineがチームごとの開発管理と全体の開発管理を複数プロジェクトで管理することができる
・ユーザー(アカウント)管理は、Redmineは用意されているWeb上でユーザー管理ができるがTracはApache側のユーザー認証設定とTrac側の権限管理を行う必要がある
・ワークフローを複数種類設ける必要があるならRedmineが容易である
・チケットを階層化(親子関係)し、階層配下のチケットの集計を行うならRedmineが容易である
・チケット同士の相互リンクはRedmineが容易である
・開発管理に用いる場合で、チケットのブレークダウンが必要なら、親子チケットを持つRedmineが管理容易である
・開発管理に用いる場合、Wikiページの階層構造を積極活用するため、階層構造の変更が容易なRedmineがWikiページのメンテナンス容易である
・チケットとリポジトリの連携は、チケットからのトレーサビリティを必要とするならRedmineが容易である
・リポジトリを専用マシンで動作させたいならRedmineが容易である
・Subversion以外のバージョン管理ツールと連携するならRedmineが容易である
・情報共有の基盤としてチケット管理以外にも活用するならRedmineが容易である
・リアルタイムでプロジェクト固有なチケット集計・分析レポートを作成するならWikiにSQL結果を埋め込めるTracが容易である
(引用終了)
拙著「Redmineによるタスクマネジメント実践技法」「チケット駆動開発
」では、Redmine・Trac・Mantisについて、それぞれのツールの使い方と比較結果を詳しく書いたので、参考にしてみてください。
個人的には、プロジェクト管理ツールはもっと根付いてもいいと思っている。
Excelに書いたドキュメントは、共有ファイルサーバーにおいても、何が書いてあるのか一目で分からないから誰も読みはしない。
日本のSIでは、暗黙知というノウハウや独自の運用ルールをたくさんのExcelドキュメントに書けば、業務革新や組織貢献につながるという節があるが、特に最近は時代の流れに合わなくなっていると思う。
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