Jenkinsのジョブフローを可視化
Jenkins勉強会で川口さんがJenkinsのジョブフローを可視化する資料を公開されていたのでメモ。
Jenkinsが実現するソフトウェア開発の絶え間ない自動化 ? 楽天TC2012 レポート(13) | ManasLink - EM ONLINE
(引用開始)
最後に、JenkinsのジョブのワークフローをBPMN(Business Process Modeling Notation)というOMG標準の表記法で可視化し、複雑なワークフローの見通しを良くするプラグインが紹介されました。
講演の冒頭で川口さんは「自動化を行う上では、XMLやJSONのような機械処理可能なデータ形式とバッチ処理が重要」と話していましたが、複雑なプロセスを可視化したいという欲求は常にあるようです。人間にとって都合の良いグラフィカル表現と、機械にとって都合の良いテキスト表現。状況に応じて両者を使い分けるのがポイントのようです。
詳しくは、第6回Jenkins勉強会で川口さんが発表した資料『Jenkins User Conference @SF』を参照してください。
(引用終了)
JenkinsのジョブのワークフローをBPMNで可視化するアイデアは面白い。
ジョブのワークフローとは、詰まる所、バッチ処理のジョブネット図そのものだ。
バッチ処理は複雑な集計処理や集計結果の帳票出力が目的なので、それらの処理をワークフローでグラフ化できれば、理解しやすくなる。
このアイデアは、Javaソースからクラス図やシーケンス図などのUMLダイアグラムへリバースするリバース・エンジニアリングの発想と同様だろう。
つまり、Jenkinsで特定目的のジョブフロー(例:リリース&デプロイ処理、自動テスト結果の集計処理、Apacheログの集計結果と出力、など)をプログラムで作った後に、設計書の補足資料としてリバース・エンジニアリングしたBPMNがあればジョブネット図の代わりに使える。
Jenkinsをジョブ管理ツールとして使う手法はもっと研究されるべきものと思う。
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