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2012/10/04

Jenkinsでプロジェクトの状況をウォッチするRedmineMetricsPlugin

Jenkinsでプロジェクトの状況をウォッチするRedmineMetricsPluginが公開されていたのでメモ。

【元ネタ】
Jenkinsでプロジェクトの状況をウォッチする - mitoma_ryoの日記

mitoma/redmine-metrics-plugin

RedmineMetricsPluginはJenkinsのプラグインで、Redmineのチケット情報を元にバージョン単位にステータスごとのチケット推移を表示してくれるらしい。
このプラグインを有効活用するには、バージョンをフィーチャないしビジネス要求単位に作る方がグラフが意味あるものになるだろう。

似たようなメトリクスとしてパーキングロットチャートがある。
パーキングロットチャートはバージョンをビジネス要求に対応付けて、バージョン単位にざっくり集計したメトリクスを出してくれる。
それに対して、RedmineMetricsPluginは同じビジネス要求単位だが、ステータスごとの遷移を出力するのでより詳細なメトリクスを表示してくれることになる。

TiDD初心者によく聞かれる質問part2~チケットの粒度はどれくらいが妥当ですか?: プログラマの思索

ユーザ機能駆動開発FDDを再考: プログラマの思索

@daipresentsさんのRxtStudyとshinagawa.redmineの講演資料を解読してみる #RxtStudy #47redmine: プログラマの思索

RedmineMetricsPluginプラグインを作成した背景は以下のように書かれている。

(引用開始)
システムの開発現場では「プロジェクトのタスクがどのように推移していて、どのようなフローで消化される傾向にあるか。今どれぐらいのタスクが残っているのか、それらのチケットのステータスはどうなっているか」が知りたい場面が多いです。

特にリリース直前のリリース判定会などでは「今、残不具合はN件でM日で修正できる予定です」という報告をもらっても「M日で修正できるならリリースに間に合う」という判断を行うには材料が足りません。

「不具合は今日までにどのような勢いで発生しているのか、日々不具合が報告されているのか、既に報告される数は落ち着いているのか」が分からないと、現在のチケット数だけでは正しい判断ができないのです。(それが分かったから正しい判断ができるかというとそういう訳でもないのですが。)

で、なぜJenkinsのプラグインになったかというとアイデア元は「Jenkinsをメトリクス収集ツールとして使うアイデア」です。

<JenkinsはSVN・Mercurial・GitのようなSCMリポジトリをインプットにするが、RedmineやTracのようなITSのDBもインプットに入れれば、ITSのDBからデータをロードしてバッチ処理を行うことも可能のはずだ。
ITSのチケット集計機能はリアルタイムな集計しかできないけれども、そのようなアイデアを実現出来れば、バッチ処理を行う集計結果も可能になる。>

ITSの機能でチケット数の推移やそのOpen/Closeの割合まではグラフ化することができるものもありますが、チケットのステータスの推移を見るにはバッチ的に集計する必要があるので、高機能なCronであるJenkinsの方がいいということです。
(引用終了)

僕のアイデアが役立ったのなら、とても嬉しいことだ。
個人的には、JenkinsはRedmine以上に色んな可能性を秘めていると思っている。

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