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2012/11/06

astahの品質スイートプラグインとSVNプラグインが凄い

astahの品質スイートプラグインとSVNプラグインを使ってみたのでメモ。
モデルの使い道がとても広がる素晴らしいプラグインだと思う。

【1】Subversionプラグイン

SVNの配下にあるastahで書かれたモデルの差分やマージを行なってくれる。
モデルをソース差分のように、違いがはっきり分かるので、試行錯誤しながらモデルを洗練させていくのに良い。
astahのようなツールを使っていると、プログラミングだけでなくモデリングもアジャイル開発のように、少しずつコミットしては、その更新履歴を育てながら、完成させていくものだということが実感できる。

Astah_svn_menu


Astah_svn_diff

【2】品質スイートプラグイン

astahで状態遷移図を書くと、状態遷移表や状態遷移パスを出力してくれる。
以下に説明がある。

状態遷移表プラグインを使って、電話のステートマシン図を作成・改善する ? astah-QualitySuite 1.2 documentation

ステートマシン図を元に状態遷移パスを表示し、テストケースを作成する ? astah-QualitySuite 1.2 documentation

品質スイートプラグインの使い道としては、状態遷移図を書いた後、状態遷移パスを出力して、テストケースの元ネタを出力できること。
例えば、遷移回数=3を設定すれば、3回遷移する状態のパスを全て出力してくれるので、テストケースの網羅性を高めるのにも役立つだろう。

Astah_state_table

Astah_state_path

Astah_state_path_excel

astahはUMLだけでなく、ER図も描くことができる。
更に、ER図を作れば、テーブル定義書をExcel出力する機能もある。
つまり、astahでER図を書いてSVNで履歴管理すれば、Excelのテーブル定義書の最新版ををいつでも取得できる。

他にも、OracleやMySQLなどのRDBのスキーマをリバースしてくれるDBリバースプラグインや、FreeMindで書いたマインドマップを取り込むFreeMind map インポートプラグインがある。
astahのプラグインは少ないけれども、モデルからRailsソースを生成するとか、モデルからテストケースの元ネタを出力するとか、モデルから要件とのトレーサビリティを確保したテストケースを出力するとか、いろんなアイデアがあるはず。

astahを色々使ってみる。

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