チケット駆動開発が紹介されている書籍
チケット駆動開発が紹介されている書籍を見つけたのでメモ。
他の人がチケット駆動開発をどんなコンテキストで理解して使っているのか、に興味がある。
僕が立ち読みして「チケット駆動開発」という概念を解説している部分を見つけた本は、「アジャイル概論
」と「本当に使える開発プロセス
」の2冊。
「アジャイル概論」では、アジャイル開発における開発環境の一部として、BTS/ITSを使ってバージョン管理ツールと連携する部分でチケット駆動開発
を紹介されている。(150頁)
バージョン管理がアジャイル開発で役立つ利点がいくつかあげられている。
それは「コードの共同所有」のプラクティスを実現すること、進化的・探索的な開発をサポートすること、そして、チケット駆動と相性が良く開発のリズムを保つ効果があること。
最後の点の説明部分では、タスクをチケットを粛々と消化していくことで開発のリズムを保つだけでなく、バージョン管理リポジトリと連携することでトレーサビリティが実現されることも付け加えられている。
「本当に使える開発プロセス」では、受入テスト駆動開発(ATDD:Acceptance Test Driven Development)の文脈で、チケット駆動でプロジェクト管理する方法として紹介されている。(70~77頁)
チケット駆動開発の3つの原則として「チケットをプロジェクトの情報の中心とする」「チケットによる作業の割り振りと進捗管理を行う」「チケット無しのコミットは禁止とする」があげられている。
この文脈では、プロジェクト管理をサポートする意味として使われているみたい。
いずれの2冊の本でも、チケット駆動開発がアジャイル開発のプロジェクト管理を補完する事例の一つとして紹介されているのが興味深い。
また、Redmine、Tracを使った「定量的プロジェクト管理ツール」の紹介 - ウィリアムのいたずらの開発日記では、IPAが公開している定量的プロジェクト管理ツールでも、RedmineやTracをベースとして、チケット駆動によってアジャイル開発へ適用しようとする手法として紹介されている。
IPAは、チケット駆動開発が当たり前と思ってるってこと? - ウィリアムのいたずらの開発日記
そういう事例を見ると、チケット駆動開発をアジャイル開発の中の一つの手法として適用しようと試みている人が多いのかな、と思ったりする。
今後も集めてみる。
【追記】
こういう文脈もあるそうです。
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