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2013/01/02

「コンサルタントの秘密」の法則集

ワインバーグ著「コンサルタントの秘密―技術アドバイスの人間学」のまとめの記事があったのでメモ。

【元ネタ】
「コンサルタントの秘密」の法則集

yomoyomoの読書記録 - G.M.ワインバーグ『コンサルタントの秘密』(共立出版)

コンサルタントの秘密―技術アドバイスの人間学」で有名な一節は、オレンジジューステストだろう。
コンサルタントと技術者の受け答えの違いを感じさせるやり取り。

Okdt BLOG: オレンジジューステスト。

(引用開始)
あなたが、ホテルの宴会主任からある相談を持ちかけられるとします。そのホテルの営業部の新しい習慣として、毎朝700人の営業部朝食会の席で、大きなグラスで絞りたてのオレンジジュースで乾杯することになった。どうしよう?、と。ここで、あなたは 「できません」「他に方法はないんですか」「ごまかしてしまえ」などという答え以外の答えを出さなければなりません。どうすれば良いでしょうか。

非常に難しい問題の解決方法をあきらめさせる思考の中には、相手から得ていない、こちらが勝手に推測した情報を基盤としてしまっていることに気づくことがあります。上記の例だと、もし、早朝に大量のオレンジを絞らせることだって、一人1000ドル払うつもりで集めれば、集まらなくもないだろう、というようなアイデアは、まだ尋ねてもいないのに締め出されているのです。予断することなく、「No」ではなく「YES, But...」とディスカッションを進めていける必要があります。「できますよ。で、それにはこれだけかかります。」と答えをだすのです。
(引用終了)

顧客の課題に対し、ITでどんなソリューションを提供するか?
開発者は、システムを実現性(フィージビリティ)や工数見積りの観点で考える。
コンサルタントは、システム導入による解決策だけでなく、手運用やコストをかけた方法なども考慮に入れる。
選択肢は2つ以上あった方がいい。
比較検討することで、長所と短所が見えてくる。

他の法則集もストーリーと共に説明されているので読みやすい。

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