Scrum本が最近続々出てきた
最近になって、日本の出版界からScrum本が続々できているのでメモ。
日本でアジャイル開発が注目されている今、日本人がスクラムを翻訳紹介ないし実践例を紹介するのは、アジャイル開発の普及と、その誤った運用を避けるためにも、とても重要だと思う。
【1】今最も注目の本は、平鍋さんの「アジャイル開発とスクラム 顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメント」かな。
Scrumの概念を生み出した原論文を書かれた野中郁次郎さんとの共著。
まだ買っていないので、デブサミで読んでみようと思っている。
【2】昨年後半は、江端さん(@ebacky)が「スクラムを活用したアジャイルなプロダクト管理―顧客に愛される製品開発」と「アジャイルなゲーム開発 スクラムによる柔軟なプロジェクト管理
」を翻訳出版された。
2冊とも読んでみて、僕自身の好みは「スクラムを活用したアジャイルなプロダクト管理―顧客に愛される製品開発」の方が興味深かった。
僕が業務系システム開発に関わっているので、ゲーム業界のスクラム実践例よりも、スクラムの中で最も重要な役割であるプロダクトオーナーの特徴やアンチパターンが書かれている方に目が向いたから。
「スクラムを活用したアジャイルなプロダクト管理―顧客に愛される製品開発」は頁数は少ないものの、プロダクトオーナーがどんな仕事をしていて、どんなスキルが必要なのか、を的確に説明していると思う。
【3】@ryuzeeさんもスクラム本を出版されれるらしい。
おそらく日本のスクラム業界で最も実戦経験の豊富な方なので、日本の現場での実践例が紹介されているかなと期待しています。
Scrum Boot Camp Premiumを開催します(デブサミ特別編 2/14) | Ryuzee.com
スクラムチームではじめるアジャイル開発 SCRUM BOOT CAMP THE BOOK
【4】デブサミ2013で、僕が個人的に注目しているのは、和智さんが講演される「【15-A-5】人が作るソフトウェア ~今『組織パターン』を読む意味~:Developers Summit 2013」。
Coplien著の『Organizational Patterns of Agile Software Development』の日本語版を今も翻訳されていて、もうすぐ出版されるのではないかと期待しています。
(和訳は「アジャイルソフトウェア開発の組織パターン」になるのでないかな?)
Coplienと言えば、94年というアジャイルの初期の時代に「生成的開発プロセス・パターンランゲージ」という優れたパターンの論文を書いたことでも有名。
この論文にあるパターンは、XPやScrumにも大きな影響を与えていると言われている。
その後、『Organizational Patterns of Agile Software Development』や「Lean Architecture: for Agile Software Development
」のように、組織パターンやリーンアーキテクチャなど、今後のアジャイル開発が発展していく指針のような内容の本を出版されている。
誰か早く2冊とも翻訳して欲しいと思っていたので、とても期待している。
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