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2013/02/03

パターン言語のアイデア

懸田さん(@kkd)さんがパターン言語のアイデアをSlideshareで公開されていたのでメモ。

Twitter / kkd: @akipii @akipii これあまり内容がなくてすみません。とりあえず一昨年copeに見てもらおうと思って書いて、それっきり放置していたのを思い出してとりあえず上げておきましたw そのうちパタン関係はちゃんと書きます。

Twitter / akipii: @kkd Facebookで見かけた角さんの言葉「パターンではForceが大切」が何故か気になっています。@kkdさんの資料では、パターンのContext、Problem、Solution、Forceの整合性をチェックするのにとても役立ちそうな気がします。参考にします。

Twitter / kkd: @akipii @akipii ForceはProblemとSolutionを繋ぐ鍵であり、現場で問題解決する時には、気づきにくい部分と思います。(当たり前すぎる、言語化されていない、身体感覚)。

Twitter / kkd: @akipii そういって頂けると、途中版でも公開しておいてよかったです。ありがとうございます!

僕がパターンに注目している意図は、現場で暗黙知として認識されているプロジェクト管理やソフトウェア開発ノウハウを最良できる形式としてパターンが有効であると考えているから。
日本のソフトウェア開発は実はそれなりに歴史があり、特にWF型開発のプロジェクト管理や品質管理に関しては独特のノウハウを持っているし、そのノウハウはアジャイル開発にも生かせると思っている。

でも、それらのノウハウは断片的知識で散文的に散らばっていたり、知的財産やセキュリティの理由から各企業が保持しているノウハウが公開されていないために、日本のソフトウェア開発の現場はいつまで経っても同じような失敗を繰り返している時が多いと思う。

忘れ去られた日本のIT技術~プロジェクト管理: プログラマの思索

忘れ去られた日本のIT技術~DOAと品質管理: プログラマの思索

そのような状況に比べて、欧米では、また、PMBOKやBABOK、CMMI、ソフトウェアプロダクトラインのように、それまで各社で持っていたベストプラクティスを抽象的な体系として再利用できる形式知としてまとめてきている。
また、オープンソースという形で開発者が作ったプログラムが公開されることで数多くの人達の間でノウハウが共有されているし、アジャイル開発という変化にとても強い開発スタイルが生み出されている。

GitHubが生み出すソーシャルコーディングがOSSの世界を急速に進化させている - しふーのブログ

懸田さんの上記の資料はとてもシンプルであるが、パターンの概念を使って、現場のノウハウをどのように抽出するか、という観点でとても役立ちそうな気がしている。
他にも川口さんがパターンに関する資料も公開されている。

最近のアジャイル界隈はパターンに関する話題が増えているのだろうか?

アジャイルはパターンムーブメントに戻るのか: プログラマの思索

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