小学生からプログラミング教育を始めるエストニア
小学生からプログラミング教育を始める国の記事があったのでメモ。
Fumi's Travelblog: 読み書き算盤プログラミング
(引用開始)
「作家にはならないから読み書きを学ばないなんて人はいないですよね。エンジニアにはならないからプログラミングを学ばないというのもそれにちょっと似ています。クリエイティブに物を考えること。論理的・システマチックに物を考えること。他の人とコラボレーションをすること。こうしたことは、誰にとっても役に立つ。」
エストニアでは、小学校一年生からプログラミングの勉強をすることになったそうです。まずは 20 校で始めるパイロットプログラムですが、全国 550 校に広げていく予定。7 歳から 19 歳のエストニアの子ども達が、プログラミングの勉強をしていくことになります。
そしてその理由については、「アプリ開発者を生み出そうとしているわけではなく、テクノロジー、コンピューターやウェブとの関わり方がスマートにできる国民を生み出したい」から。(The idea isn’t to start churning out app developers of the future, but people who have smarter relationships with technology, computers and the Web.)そういう国民を生み出すには、中学校からでは遅い。小学1年生の頭が柔らかいうちから始めなければ、と。エストニアの学校は全てインターネットに接続されており、4年以内に全て DSL の常時接続インターネットに切り替える予定とのこと。また、エストニアは e-government が進んでいる国としても有名です。
(引用終了)
プログラミング技術もITリテラシーの一つという理念。
エストニアの事例がどこまで効果を上げるのか分からないが、昔からの読み書きそろばんだけでなく、ITリテラシーも今後生きていくために必要な技術になってきている背景から生まれている。
丁度、大前研一氏や勝間和代氏が、今後のビジネスマンに必須のスキルは、英語・会計・ITと言っていたことを思い出せる。
今の日本、そして世界がグローバル化して英語というコミュニケーション技術を必要としており、資本主義社会という枠組みの国家が多い限り、簿記やファイナンスという知識は必須になってきているし、スマートフォンから人工衛星までITが張り巡らされているのを見ると、プログラミングも必要になってきている。
日本でも小学校から英語が必須になった。おそらく近い将来、プログラミングや簿記も義務教育に組み込まれるかもしれない。
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