XP祭り関西2013の感想
昨日、XP祭り関西2013が開催され、盛況で終わった。
参加した感想をメモ書き。
【元ネタ】
XP祭り関西2013 - XPJUG関西wiki
XP祭り関西2013~プラクティス×プラクティス(2013年4月27日) - Togetter
【1】僕は2年ぶりのXP祭り関西だったので、とても懐かしい感触だった。
2年前と比べて、客層が変わったなあという印象を持った。
@sakaba37さんも同様の感想を持っていたらしい。
今回の祭りのテーマは、アジャイルプラクティス。
チケット駆動開発だけでなく、京都アジャイル勉強会やアジャイルサムライ道場やデブラブ関西などのコミュニティの人達の講演もあり、賑やかだった。
LTで興味を引いたのは、アジャイルラジオの発起人の方の話。
35歳になって初めて技術系の勉強会に出てみたら、楽しかったが、あちこちの勉強会で、アジャイルはいいよ、とか、アジャイルの話題が必ず出てくる。
そこから、アジャイルって何だろう、と興味を持って、アジャイルを勉強し始めた、とのこと。
なぜか、以前、日経コンピュータで読んだ記事を思い出した。
アジャイルやオープンソースを取り入れることが会社の技術力を高めることにもつながる、という経営者の意識と、何故か似通っているのが面白い。
【2】村田さんが作成したアジャイル双六も好評だった。
和室の会場で僕も体験してみて、とても良く考えられているなあ、と思った。
Twitter / ryo1116: アジャイル双六ゲット? ...
C#からRubyまでのいずれかの札を選択後、1~6までのカードをめくって、人生ゲームのように進めていく。
途中でアジャイルとウォーターフォールに分かれる分岐点がある。
ウォーターフォールの道では、単体テストや結合テストや受入テストで、手戻りが原因で元の工程に戻る時が多い。
アジャイルの道では、イテレーションごとに無理やり一時停止させられ、作業増加が原因で1回休みが多い。
僕はアジャイルの道を選んで進んでみて、結果的にウォーターフォールの人よりも早くゴールできた。
懇親会で村田さんに聞いてみた所、アジャイル双六は10分ほどで簡単にできるように、色々改善されたらしい。
また、村田さんが今まで関わってきたソフト不ウェア開発の経験を踏まえて、アジャイルとウォーターフォールでありがちな現象をアジャイル双六のマス目に入れ込んだ、とのこと。
アジャイルの道では、チケット駆動開発やチケット管理のこともアジャイル双六のマス目に入っていたので、ちょっぴり嬉しかった。
【3】2年前に比べると、関西でも東京と同じくらいあちこちで勉強会が開かれていて、活発に活動している人が多い。
大阪だけでなく京都や神戸でも毎週のように勉強会があり、横の連携もある。
技術者同士の交流が盛んになることは、お互いに切磋琢磨しながら技術を底上げしていくきっかけになるから、今後、関西でも大きな動きが出てくるかもしれない。
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