PBLのためのScrumとチケット駆動開発を組み合わせた事例
大学の授業にある課題解決学習(PBL)にスクラムとチケット駆動開発を適用した事例がSlideshareに公開されていたのでメモ。
【元ネタ】
Scrm+PBLの良い点は、タイムボックス形式の開発ゆえに授業の形式とマッチしやすいこと。
また、スプリント終了時にデモが前提のため、評価できるタイミングと場をセットすることで、最後に何もできなかったということがない。
また、スクラムが支援するメンバーの自己組織化もメリットの一つ。
逆に弱点は、タイムボックス形式なので残業でカバーできない。
また、スプリントデモが実行できる品質まで到達しない場合も考えられる。
それら弱点は、運用ルールでカバーできる点もあるが、現状の進捗管理に弱点もあるので、その部分にチケット駆動開発を適用したらしい。
チケット駆動開発を導入した利点は、以下の通り。
・スプリントバックログをチケット化することで、作業ボリュームを管理しやすい
・実績を記録することで、バーンダウンチャートの生成や残タスクの管理がしやすい
・スプリント終了時に、ふりかえりのための判断基準の多くをチケットから取得できる
・No Ticket, No Commitの運用によって、成果物とチケットを連動させることで、開発のリズムが出る
大学の授業らしく、人別の見積の誤差、人別の生産性、人別の担当チケット遵守状況などのメトリクスを採取しているのが面白い。
見積りは、スプリントを経るごとに誤差は小さくなっている。
生産性も、スプリントを経るごとに少しずつ上昇している。
チケット駆動開発の事例を他にも集めてみる。
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