ビッグデータだけでは将来は予測できない~シグナル&ノイズの感想
「シグナル&ノイズ 天才データアナリストの「予測学」」を読んだのでメモ。
【参考】
【書評】『シグナル&ノイズ 天才データアナリストの「予測学」』:シロクマ日報:ITmedia オルタナティブ・ブログ
未来を予想したいひとのための思考のエッセンス:「シグナル&ノイズ」(日経BP刊) | Lifehacking.jp
『シグナル&ノイズ』 ネイト・シルバー・著 vol.3466 | 「ビジネスブックマラソン」バックナンバーズ
・序章は「情報が増えれば問題も増える」「ビッグデータへの期待と落とし穴」。
シグナル=予測の参考となる真実、ノイズ=真実から目をそらし予測を外すもの。
・2010年現在で、予測がうまく機能している数少ない事例は、野球予測システム(「マネーボール」で語られたPECOTAシステム)や天気予報。
・予測がほとんど当たらない、または外れやすい事例は、地震予知、経済予測、インフルエンザ流行、金融市場、など。
経済データはノイズが多い。
しかも、経済学のモデルは現実と合っていない場合がある。
・統計学におけるベイズ統計の復権。
ベイズの定理が有名。
ベイズ統計の適用事例は、メールのスパムフィルタ。
第4回 ベイズの定理でプロジェクトの失敗を予測 | Think IT
スパム対策に欠かせないベイズ理論とは? (1/2) - ITmedia エンタープライズ
[ThinkIT] 第4回:押さえておきたいスパムフィルタの技術 (1/3)
参考書としては「異端の統計学 ベイズ」が面白いらしい。
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