« ビットコインと貨幣進化論 | トップページ | 法規制と業務システムの関係 »

2014/03/17

Fearless Change アジャイルに効く アイデアを組織に広めるための48のパターン一覧

Fearless Change アジャイルに効く アイデアを組織に広めるための48のパターン」のパターン名リストが公開されていたのでメモ。
まだ「Fearless Change アジャイルに効く アイデアを組織に広めるための48のパターン」を買っていないけど、読みたくなってきた。

【元ネタ】
「Fearless Change」日本語版パターン名リスト - kawaguti の日記 (id:wayaguchi)

48のパターンのチートシートを作りました。 - kawaguti の日記 (id:wayaguchi)

「Fearless Change アジャイルに効く アイデアを組織に広めるための48のパターン」予約開始 - Yasuo's Notebook

Fearless Changeアジャイルに効く アイデアを組織に広めるための48のパターンを熟読中 - 未来のいつか/hyoshiokの日記

[早版] Agile Japan 2011 ? レポート「Fearless Change ? 不安を乗り越えて組織改革を推進するには」 (美谷 広海) | ManasLink ONLINE

『Fearless Change アジャイルに効く アイデアを組織に広めるための48のパターン』 - delirious thoughts

2014/02/14 デブサミ2014【14-D-1】Team GeekによるFearless Change #devsumiD - Togetterまとめ

(引用開始)
あなたのアイデアが組織に受け入れられないのは、単に上司が頑固者で物わかりが悪いからではない。優秀なマネージャでも新しいアイデアを試す事には躊躇がある。どんなに論理的な理論を組み立てても、多くの人は感情で物事を判断したりする。
組織には文脈がある。文化がある。それを理解しない事には、組織の中で生きていく事は難しい。
会社のような営利組織であろうが、コミュニティーのような非営利の組織であろうが、その動作原理には共通性がある。
そのような共通性をパターン言語の形式で紹介したのが本書である。
パターンを読む方法論として、先頭からずんずん読んでいくというのがあるが、それだけだと、アタマを右から左へ素通りするだけなので、一工夫してみたい。
例えば、本書を読みながら、自分が試してみたことがある、パターンを列挙してみよう。そして、それを試してみた時の、状況、問題、試してみた結果などを記してみる。一人ワークショップでもいいし、組織の同僚と話をしながら行うのもいい。
同じパターンなのに、ある人はうまく行ったり、別の人はうまく行かなかったりとか、いろいろな発見があるかもしれない。それを議論することによって新たな発見、気づきがあると思う。
例えば、わたしは会社の中でオープンソースソフトウェア(OSS)を普及推進するためにエバンジェリスト(1)として活動している。情熱をもっていろいろな人に働きかける。
あるいは、自ら学んでいく人を増やすために、社内勉強会(25)を開催したり、仲間を見つけるために、ブラウンバック・ミーティング(7)を行う。
まだ全部のパターンを読通していないので、一つ一つ噛み締めるように熟読したい。そして、この本について、同僚や知人たちとお話をしたいと強く思っている。ぜひあなたも読書会に参加して欲しい。そして議論をしよう。
(引用終了)

fearless-change-pub/patterns.csv at master ・ kawaguti/fearless-change-pub

(引用開始)
◆全体に関わるパターン

Evangelist : エバンジェリスト(1)
Small Successes : 小さな成功(2)
Step by Step : ステップバイステップ(3)
Test the Waters : 予備調査(4)
Time for Reflection : ふりかえりの時間(5)

◆序盤の活動に関わるパターン

Ask for Help : 協力を求める(6)
Brown Bag : ブラウンバッグ・ミーティング(7)
Connector : コネクター(8)
Do Food : 何か食べながら(9)
e-Forum : 電子フォーラム(10)
Early Adopter : アーリーアダプター(11)
External Validation : 外部のお墨付き(12)
Group Identity : グループのアイデンティティ(13)
Guru on Your Side : 達人を味方に(14)
In Your Space : 空間を演出する(15)
Innovator : イノベーター(16)
Just Do It : やってみる(17)
Just Say Thanks : 感謝を伝える(18)
Next Steps : 次のアクション(19)
Personal Touch : 個人的な接触(20)
Piggyback : 便乗(21)
Plant the Seeds : 種をまく(22)
The Right Time : 適切な時期(23)
Stay in Touch : 定期的な連絡(24)
Study Group : 勉強会(25)
Tailor Made : テイラーメイド(26)
Big Jolt : 著名人を招く(27)

◆中盤以降の活動に関わるパターン

Corporate Angel : 経営層の支持者(28)
Dedicated Champion : 正式な推進担当者(29)
Early Majority : アーリーマジョリティ(30)
Guru Review : 達人のレビュー(31)
Hometown Story : 体験談の共有(32)
Involve Everyone : みんなを巻き込む(33)
Just Enough : ちょうど十分(34)
Local Sponsor : 身近な支援者(35)
Location, Location, Location : 場所重要(36)
Mentor : メンター(37)
Royal Audience : 謁見(38)
Shoulder to Cry On : 相談できる同志(39)
Smell of Success : 成功の匂い(40)
Sustained Momentum : 勢いの持続(41)
Token : トークン(42)

◆抵抗と付き合うためのパターン

Bridge-Builder : 橋渡し役(43)
Champion Skeptic : 懐疑派代表(44)
Corridor Politics : 根回し(45)
Fear Less : 怖れは無用(46)
Trial Run : お試し期間(47)
Whisper in the General’s Ear : 将軍の耳元でささやく(48)
(引用終了)

僕も、Redmine+チケット駆動開発を導入推進する役割が多いので、色んな立場の人達から賛成や反発、意外な人達からの声援やひがみを感じてきた。
自分の考えを現場の人達、管理職や経営者に理解してもらい、導入促進するには、プログラミング技術以外の政治能力を必要とする。
Fearless Change アジャイルに効く アイデアを組織に広めるための48のパターン」はその政治能力のヒントを教えてくれる本なのかもしれないと期待している。

また、そういう政治能力のノウハウがパターン形式で書かれているのも良い。
自分が必要なパターンだけ先に読んで、実際に試し、その効果を得ていけばいい。
全てのパターンを実践する必要はないし、現状に合わせて逐次導入していけばいい。

|

« ビットコインと貨幣進化論 | トップページ | 法規制と業務システムの関係 »

プロジェクトマネジメント」カテゴリの記事

コミュニティ」カテゴリの記事

ソフトウェア工学」カテゴリの記事

チケット駆動開発」カテゴリの記事

Agile」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« ビットコインと貨幣進化論 | トップページ | 法規制と業務システムの関係 »