統合執筆環境Scrivenerのリンク
統合執筆環境Scrivenerについてメモ。
【元ネタ】
「書く」ためのツール、選んでいますか? Mac の文章作成支援ツールの魅力 | シゴタノ!
R-style ≫ Scrivenerへの散歩道#002 そもそもScrivenerとは何か?
Scrivenerを使って一日で小説を書き上げる仕組み | Lifehacking.jp
(引用開始)
ある程度長い文章を書くのにScrivenerは手放せません。
Scrivenerは単なる原稿エディタではなく、まだどのように何を書けばいいのかわからない段階からアイデアを放り込み、文章を醸成することが可能な思考ツールといってもいい機能を満載しているからです。
たとえば書きかけたアイデアをカードの形にしてコルクボード上で一覧表示したり、とりあえずの章立てや項目を複数の断片として書き散らしておいて、あとで自由自在に並べ替えたりといったことがScrivenerでは簡単にできます。
Scrivenerは脚本や小説を書く人にとっても便利で、たとえば登場人物の誰と誰がどの項目に登場していたかといったタグ付けが可能です。400枚近い小説を書いたことがある人なら、バランスよく登場人物が動き回るのを原稿の分量で調整するのがどれだけ面倒で見当を見失いやすいものか知っていると思います。
(引用終了)
(引用開始)
普通は、ある「作品」が一つの著者の名前とつながっていることが多いのでこうした試みは異常に思えるかもしれませんが、歴史上こうしたことは思った以上に例が多いものです。あのホメロスも、一人の人間の作品なのか、複数なのか、あるいはそれまでの口承文学の総仕上げとしてホメロスが登場したのかといった論争があるのですが、論争にかかわらずあのすばらしいイーリアスは何度読んでも胸が熱くなります。
一人の人間の創造性だけでなく、管理された偶発性を組み込むことは前衛音楽にも見られる手法で、新しい作品を数多く生み出しています。
もうすこしこの考え方を進めると、「もし20人の著者で手分けして本を書いたらどうなるだろう?」「文章を書く人、絵を描く人、全体の流れを統括する人に分けて書くことで、いわゆる『アマチュア』でもプロ並みの作品が作れないか?」という面白い発想がわいてきます。
そもそもこれ、表には見えませんけれども現在の本作りの分業制そのものですよね。
本を書きたいという人はどんどん増えているようですが、出版社や編集者に頼らなくても面白い作品を作るしくみも、もうほとんどそろっています。
こうした仕組みを使ってみて、世界に新しい作品を生み出してみるのはいかがでしょう?
(引用終了)
Scrivenerの画面を見ると、単なるエディタではなく、執筆に必要な資料(PDF、画像など)を放り込んでリンクさせたり、アウトラインプロセッサのように見せたり、アイデアをカードに並べてその順序関係を入れ替えたり、色々できるみたい。
こういう開発環境を使いこなせれば、執筆する分量が多くても、アイデアを膨らませながら、章単位に書きやすくなるかもしれない。
プログラマならば、markdownでテキストファイルに書いて、GitHubで管理して、SphinxないしPandocでWordなりPDFなりEPubに出力する手法のほうが多いかもしれない。
でも、自分が書いた文章の構造をグラフィカルに表示できれば、もっと楽に書けるのではないか。
色んなツールで試してみる。
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