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2014/03/02

Stackoverflowの日本版Qiita~知識の共有が自己の知識を成長させる

プログラミング言語やRedmineなどの情報を収集する時、Stackoverflowの日本版Qiitaを最近参考にすることが多い。
ラフなメモ書き。

【元ネタ】
「プログラマーは怠惰であれ」『Qiita』海野弘成氏【連載:Hackers】 - エンジニアtype

ニュース - 「プログラマの役に立つものを提供していきたい」、情報共有サービス「Qiita」の挑戦:ITpro

(2/5)ニュース - 「プログラマの役に立つものを提供していきたい」、情報共有サービス「Qiita」の挑戦 日本人は質問下手?:ITpro

日本のプログラマの50%が利用ーー急成長する技術情報共有サイト「Qiita」とそのビジネスとは - THE BRIDGE

自分が何かクリエイティブなことを考えたとしよう。
自分の考えを一人の中に閉まっていても、何も始まらない。
自分の考えをまとめて、中途半端でもいいから公開しよう。

具体的には、GitHubのプログラムなり、Blogの文章なり、Slideshareのプレゼン資料に公開すればいい。
プログラミングの知識の共有なら、Qiitaを使えばいい。

最初は誰も見ないかもしれない。
誰の役に立つかどうかも分からない。
でも、自分なりの論理を組み立てて自分の考えをまとめる作業には意味がある。
もし、誰かがコメントしてくれたら、その内容を洗練させる元ネタになる。

他人との有意義な議論は、自分の考えを強化し、第三者にも通用できるように流布させることに役立つ。
ヨーロッパで生まれた自然科学の発展は、そのような雰囲気の中で生まれた。
自然科学がここまで発展したのは、その自由な議論の雰囲気にあるのではないか。

現代では、自分の知識を公開して、議論して、補強していくのがとても簡単になった。
GitHubが提唱する「ソーシャルコーディング」は、プログラムのパッチのやり取りをまるでSNSのチャットのやり取りのように感情も込めてやり取りしてくれる。
それによって、誰もがプログラムを我流で自分のアイデアを試したり、実験したり、育てたりすることができる。

Qiitaというプログラミングの知識を共有するサイトはとても面白い。
日本人の特徴をうまく使っているように思える。

(2/5)ニュース - 「プログラマの役に立つものを提供していきたい」、情報共有サービス「Qiita」の挑戦 日本人は質問下手?:ITproを読むと、日本人は自分が知識不足であることを表明するのが恥ずかしいけれど、逆に質問に対して教えることは好き、という傾向があるという仮説から、QiitaというWebサービスを生み出した。

Qiitaが面白い点は、「Qiitaの情報は「時間が経っても質を保ちやすい」という特徴がある」。
例えば、Blogの情報も検索エンジンに引っかかるぐらい有用な情報はあるが、ソフトウェアのバージョンを古かったりして、今では使えない時がある。

しかし、「Qiitaではコメントだけでなく「編集リクエスト」を送ることができる。記事の内容が間違っていたり、最新バージョンに対応していなかったりした場合、修正を要望できるのだ。投稿が共有されていることで、最新の情報にアップデートしようという圧力が働くのである。」
つまり、GithubにおけるPullRequestのように、自分が書いた情報について別の人から更新して欲しいというパッチが送られる時もあるわけだ。

個人的には、GitHub、Slideshare、Blog、Qiitaなど、自分のアイデアを公開したWeb情報を集約してくれる所があればいいなと思う。
一つのポータルからあちこちのサービスにリンクできれば、より便利になる。
さらに、過去の資料やプログラムを読み直すと、また新しいアイデアが生まれる時もある。
そのような相乗効果が、思索ではとても楽しい。

色々考えてみる。


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