Redmineでアイドルソング制作の工程管理を使った事例
Redmineでアイドルソング制作の工程管理を使った事例があったのでメモ。
平日はIT技術者、週末は音楽家という方が、アイドルソング制作のタスク管理にRedmineを使ったらしい。
資料を見ると面白い。
アイドルの作曲は受託開発に近いらしい。
タイトルだけ来たり、曲のイメージだけ来たり、彼女たちの要望を受けて作曲しているらしい。
たくさんのアイドルの作曲は仕様があいまいで、仕様変更はオンパレードなのだろう。
しかも、納期は厳しい。
お披露目ライブに間に合わない、ニューシングルに曲が入っていない、振り付けに間に合わなくて棒立ちで歌う、などの影響が出る。
Redmineのタスク管理に適用したルールが興味深い。
まず、プロジェクト名=アイドル名または事務所名にしている。
つまり、依頼元でチケットの集合の器を作っている。
理由は、曲の中身が決まっていないのでアイドル名にしたり、誰が歌うか決まっていない時があるから事務所名にする、など。
このやり方なら、アイドルごとに特徴があるだろうから、以前のチケットを参考にすれば仕事しやすくなるだろう。
また、曲を親チケット、作曲や政策などのタスクを子チケットで管理している。
この方法なら、親チケットに進捗率や工数が集計されるので、便利だろう。
でも、僕なら、バージョンを曲、曲に紐付くタスクをバージョンに紐付くチケットにするかもしれない。。
バージョンはマイルストーンまたはリリース、つまり納期なので、納期を明確に意識したいからだ。
Redmineによるチケット駆動開発が、製造業や製薬業、営業だけでなく、アイドルの作曲タスクの管理まで応用している事例は面白い。
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