「エッセンシャルスクラム」が出版されるらしい
「エッセンシャルスクラム」が出版されるらしいのでメモ。
内容がすごく気になる。
【1】(引用開始)
「スクラムの適用が一番うまくいくのは、関わっている人(深く関わっていな人も含めて)全員が、その本質についてよく理解しているときだ」と言われます。
本書は「スクラムの全体像と詳細の両方を理想的に概観でき、しかも読みやすい」「次世代のスクラム実践者にとって、基礎文献となるに違いない」と、世界中の名だたるスクラムマスタから絶賛された1冊であり、まさしくスクラムの成功を強力に導ける書籍です。
スクラムによるソフトウェア開発に関わるすべての層、特に「スクラムマスター/スクラムコーチ(スクラムのリーダー)」「組織の中での継続的な改善をもっと成熟させたいと思っている人」、また「アジャイル/スクラムに馴染みのない(これから関わる)層」にお薦めです。
(引用終了)
目次が出てないのが気になるけれど、内容はすごく興味津々。
翻訳書の一人に和智右桂さんの名前があるので、翻訳の品質も本の中身の品質も良いだろうと推測する。
なぜなら、和智さんが過去に出版された翻訳本を振り返ると、「エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計」「組織パターン
」「継続的デリバリー
」のように、優れた本がとても多いからだ。
アジャイル関係者なら、いずれかの本は持っていて、読書会にも参加した経験があるのではないだろうか。
【2】「エッセンシャルスクラム」に期待するのは、スクラムに関する原典となるような本かな、という点。
最も古い本は「アジャイルソフトウェア開発スクラム」だけれども、既に絶版になってしまった。
スクラムがアジャイル開発プロセスにおいて主流となった理由の一つは、プロセスが明確であるだけでなく、プロセスに登場する人物のロールと責任範囲が明確で、相互に影響し合いながら、より良いプロダクトを作り出す方向性を持つことだと思っている。
XPが暗黙的に感じ取っていた「持続可能なペース」「小規模リリース」「オンサイト顧客」などのプラクティスが、スクラムでは「Velocity」「スプリント」「プロダクトオーナー」という考え方にうまく昇華されているからだ。
その仕組みを、色んな観点で、理論的に説明してくれるといいなあ、と期待している。
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