Redmineが今後発展する方向のアイデア
Redmineについて、今まで考えたことと、これから考えたいことをメモ。
僕が持つRedmineのテーマは下記がある。
【1】~【5】については、自分のアイデアを過去にコミュニティで発表してきた。
【1】アジャイル開発への適用
【2】チケット駆動開発のプラクティス集 or パターン言語
【3】Redmine運用のアンチパターン集
【4】Redmineの運用パターン集
【5】開発基盤としてのRedmine
【6】メトリクス収集ツールとしてのRedmine
【1】アジャイル開発への適用
デブサミ2011の発表資料がそのイメージ。
アジャイル開発に初めて上手く適用できたという経験に基づいている。
【2】チケット駆動開発のプラクティス集 or パターン言語
XP祭り関西2010や品川Redmine勉強会の資料がそのイメージ。
Redmineの背後にあるプロセスは「チケット駆動開発」というプロセスフレームワークに昇華できる、と僕は考えている。
チケット駆動開発についても色々考えてきたが、Scrumのようなプロセスフレームワークよりも、eXtremeProgrammingのようなプラクティス集またはパターン・ランゲージとして表現する方が適切ではないか、という感触を持っている。
でも、未完成。
成功体験をプラクティスとして抽出し、さらにパターン・ランゲージまで洗練はできていない。
【3】Redmine運用のアンチパターン集
RxTStudyの資料がそのイメージ。
2011年の資料だから、まだまだ、たくさんあるはず。
Redmineコミュニティで、色んな人達の意見を吸い上げてまとめたい。
【4】Redmineの運用パターン集
SRAプライベートセミナーの資料がそのイメージ。
Redmineをソフトウェア開発以外に適用できないか、というアイデアを元に、色んな経験を収集してまとめてみた。
多分他にも事例はあるはず。
RedmineがITにあまり詳しくないデザイナーや事務員でも使えるようなツールになると面白いだろうと思う。
【5】開発基盤としてのRedmine
品川Redmine勉強会の資料がそのイメージ。
Redmineをプロジェクト管理ツールというERPの開発基盤とみなした時、オープンソースのツールとは思えないくらい、豊富な外部接続の機能を持つ。
社内にある他の品質管理システムや原価管理システムと連携したら、面白いだろうと思う。
【6】メトリクス収集ツールとしてのRedmine
このアイデアはまだまとめてきれていない。
ソフトウェアメトリクスに関しては、ソフトウェア工学の長い歴史の中でたくさんの仕様、運用事例、ノウハウが編み出されてきた。
チケット駆動ツールは、ソフトウェアメトリクスを簡単に収集できて、色んな観点の集計方法によって、色んなビューを表示できる。
そこから、ソフトウェア開発のプロジェクト管理における多種多様な場面で利用できるようになるはず。
現状では、Redmineを長らく運用しているのに、チケットに蓄積された情報をビッグデータと見なして活用できていない現場が多いのではないか。
このアイデアは今度まとめてみたい。
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