「フレームワークで人は動く」の感想~論理フレームワークだけではく人を動かすフレームワークも大事
「フレームワークで人は動く」の感想をメモ。
「論理フレームワークだけではく人を動かすフレームワークも大事」というメッセージが印象に残った。
ラフなメモ書きなので、論理は飛んでいる。
【元ネタ】
【新刊のお知らせ】 『フレームワークで人は動く』 : タフ&エレガントな日々Ⅱ
人を動かすのにも「フレームワーク」がある?コンサルタント直伝のノウハウとは。 (ビジネスブックマラソン) - Yahoo!ニュース BUSINESS
【1】ビジネスで用いるフレームワークには2種類ある。
それは、コト系フレームワークとヒト系フレームワーク。
コト系フレームワークは、物事を整理して分析するのに役立つ。
ヒト系フレームワークは、ヒトを巻き込んでチームを運営するのに役立つ。
【2】既存のビジネスで使われるフレームワークは、普通は、コト系フレームワークを指す。
例えば、ロジカルシンキング、SWOT分析、3C、ファイブフォース、BSC、マインドマップ、など、概念や問題を整理して深掘りしたり、アイデアを創出する。
しかし、実際の現場では、「組織が感情を持っている」。
いくら論理的に主張を構築しても、周囲の人が理解して納得して、行動してもらえなければ、いくら変革のメッセージを言っても、何も変わらない。
ヒト系フレームワークはそんな時に役立つ。
例えば、タックマンモデル、ハーマンモデル、ジョハリの窓、経験学習モデルなどがある。
それらフレームワークを使って、寄せ集めのメンバーから成るチームを有機的にさせて、チームの能力を飛躍的に向上させる。
あるいは、懐疑的な利害関係者を説得し、納得してもらい、逆に、変革の行動を起こしてもらうようにする。
僕のイメージでは、ヒト系フレームワークは、プロジェクトファシリテーションの一種に含まれるかなと思う。
この辺りのビジネスフレームワークの一覧をざっくり見たい時は、「ビジネス・フレームワーク (日経文庫ビジュアル)」がお勧め。
戦略立案、マーケティング、問題解決、マネジメント、組織開発のフレームワークが一通り紹介されている。
例えば、コト系フレームワークは、戦略立案、マーケティング、問題解決、ヒト系フレームワークは、マネジメント、組織開発に相当するだろう。
【3】新しいことを実行しようとすると、たくさんの利害関係者のベクトルを合わせるという「調整」が必要になってくる。
「フレームワークで人は動く」には、ステークホルダータイプとして、「アイコン」「インフルエンサー」「ネットワーカー」の3種類を上げている。
アイコンとは、その組織や仕事の価値観を体現している人。
例えば、カリスマと呼ばれる人、高度な技術を持つエンジニアなどが相当するだろう。
アイコンのような象徴的な人物が変革に同意するかどうか、という言動や意見を見て、周囲の人も追随してしまいがちだから。
だから、アイコンを巻き込んで味方に引き寄せる時もあれば、アイコンを引き寄せられなければ更迭して周囲に変革のメッセージを伝える場合もある。
インフルエンサーとは、組織や集団の熱気ややる気を変えられる人。
例えば、ムードメーカーやチームリーダーが相当するだろう。
変革プロジェクトでは、インフルエンサーにエバンジェリスト(伝道師)になってもらい、組織に変革のメッセージを伝達する役割を担わせることが大切。
プロセス改善なら、プロセスチャンピオンかな。
ネットワーカーとは、組織や集団内で事情通で、皆がどう考えているかを把握できる人。
例えば、お局様、事務の女性、事務局の人が相当するだろう。
変革者は、ネットワーカーに変革の評判や評価を随時ヒヤリングして、ステークホルダーの動向や周囲の評判を収集する。
【4】「フレームワークで人は動く」は物語風に変革プロジェクトでコト系・ヒト系フレームワークを使ったストーリーがはさまれていて、読みやすい。
システム開発の案件では、システムの導入の目的の一つが業務の変革だったりする。
ERP導入による業務の効率化、ERP導入によるBPRは、単なるシステム導入ではなく、ユーザ企業の現場の人たちも巻き込んで、業務そのものを変えてしまう威力がある。
だから、プロジェクトリーダーは、技術だけでなく、利害関係者を巻き込んで、彼らを説得し、納得してもらい、システムが長く使われるように調整しなければならない。
その時に、単に技術だけでなく、ヒト系フレームワークやプロジェクトファシリテーションのスキルがあれば、無駄な政治闘争に注力することも減り、プロジェクトをコントロールできるようになるだろう。
この辺りの内容も、自分の経験も含めて整理してみたい。
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