乱立するRedmineの情報をREST APIで集約する記事が面白い
乱立するRedmineの情報をREST APIで集約する記事が面白いのでメモ。
【元ネタ】
イライラを解消! 乱立するRedmineの情報をまとめて確認できる環境を構築する (1/3):CodeZine
上記の記事のように、社内でそれぞれの部署ごとに、Redmineサーバーが立ち上がって運用されている現場は多い。
その理由は様々だ。
僕も、最初に自分が所属する部署でRedmineを広げていった結果、100人くらいの部署で運用が根付いた。
そして、人事異動で他の部署に移るたびに、Redmineサーバーを立ち上げて、チケット駆動開発の運用ルールをWikiに書いて、そして立ち去っていくサイクルを繰り返した。
すると、一度運用が根付いたRedmineは、バージョンが古いまま、ずっと稼働し続ける時が多い。
Redmineが止まると、文字通り、受託開発案件のソフトウェア開発の業務が止まってしまう。
だから、下手にRedmineのプラグインを追加したり、Redmineのバージョンアップを試して、失敗するようなことはしなくなる。
また、それぞれの現場で使われるトラッカーやカスタムフィールドはどこも違う。
例えば、大規模な受託開発案件で使う現場もあれば、毎月30万の保守案件を十数個抱える保守チームの現場もある。
それぞれの現場で、Redmineの運用ルールは、基本的なチケット駆動開発の思想は同じでも、詳細はかなり異なる時が多い。
すると、それらのRedmineを集約して、製造業の現場のかんばんのように、リアルタイムに進捗を横串で見たい要望が出てくる。
上記の記事では、そんな状況において、複数のRedmineサーバーからREST APIでプロジェクト情報やチケット情報を取得して、情報収集端末にそれら情報を集約してHTML表示する方式を採用している。
このやり方が面白い点は、RedmineのREST APIを使えば、CurlなりPythonなり、自分の得意な言語でRedmineの情報を取得して加工できることだ。
上記の記事では、Redmineのチケット情報をJSONで取得し、PythonやCurlでパースするやり方を紹介している。
部課長の要望を聞き出して、情報を表示するようにすればいいだろう。
Redmine本家でも、REST APIは常に更新されており、内容はとても詳細に書かれているので便利だ。
Redmine本家を読むと、下記の言語が使えるらしいので、試してみると面白いだろうと思う。
Ruby
PHP
Python
Java
cURL
Drupal Redmine API module, 2.x branch
.NET
Delphi
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