Redmineで課題管理をする時の注意点
Redmineで課題管理をする時の注意点について、下記の記事があったのでメモ。
【参考】
南旺理工: Redmineでトラッカーごとにデフォルトのステータスを指定できない
(引用開始)
もう、タイトルに尽きるですが…。Redmineで、トラッカーごとにデフォルトのステータスを指定できないのです。
新規チケット作成の際に、ワークフローにデフォルトのステータスからの遷移を入れてないトラッカーを選択すると、ステータスのドロップダウンリストの選択肢が、デフォルトステータスのみになってしまいます。
(中略)
このような、ものすごく多くのひとがぶつかるであろうものすごくFAQっぽい疑問点は、私が提起するまでもなく、公式フォーラムにも3つほど「できないんですけど…」というスレがありますね。
どうも、現状では、「新規」というユニバーサルなデフォルトステータスを作るしかないようです。ダサイけど…。
(引用終了)
Redmineの管理画面では、デフォルトのステータスを設定する画面があるが、その機能は全てのトラッカーに付与されてしまい、トラッカーごとにデフォルトのステータスを設定できない。
普通は「新規」ステータスに設定して、そんなに不便に感じる場面は少ないだろう。
しかし、ステータスの意味を考えた時、トラッカーごとにステータス名を微妙に変えて運用したいものだ。
例えば、QAや課題では「問合せ中 -> 回答済 -> 完了」というステータス遷移で十分だ。
「新規」ステータスはそもそも作る必要がないし、QAをチケットに書いた時点で問合せている状態になる。
しかし、Redmineでは、全トラッカーに対してデフォルトステータスが一律で決まってしまうために、「新規」ステータスを無くすことができない。
したがって、QAで起票して「新規」ステータスで作り、その後、「問合せ中」のステータスへ変更する操作が一手間増えてしまう。
Redmineは管理画面から、トラッカー・ステータス・ワークフロー・カスタムフィールド・プロジェクトなどを自由に修正できて便利だ。
しかも、トラッカーをプロジェクトごとにアサインできるので、各チームや各現場に応じたプロジェクト管理を適用しやすい利点もある。
しかしながら、上記のようなステータス管理や権限制御で微妙に使いづらい時がある。
この辺りのRedmineの課題もまとめてみたい。
【追記】
@g_maedaさんからご指摘がありました。
上記の問題はVer3.0で解決されるようです。
Feature #5991: Tracker should have it's own default issue status - Redmine
| 固定リンク
「Redmine」カテゴリの記事
- Redmineのバージョン設定でプロジェクトの設定方法が違う(2024.06.23)
- ウクライナのRedmine開発者が作ったRedmineテーマやプラグイン(2024.06.18)
- 第26回redmine.tokyo勉強会の感想~多様性はコミュニティが成功する重要な要因の一つ #redmineT(2024.06.15)
- Redmineで持ち株管理する事例(2024.04.21)
- チケットはデータでとプロセスの二面性を持つ #redmine(2023.12.24)
コメント