« Redmineで課題管理をする時の注意点 | トップページ | Redmine 3.0.0 released! »

2015/02/10

RedmineクローンChiliProjectが終了されたらしい

RedmineクローンChiliProjectが終了されたらしいのでメモ。

【参考】
MAEDA, GoさんはTwitterを使っています: "ChiliProject終了のお知らせ。 http://t.co/eTquZFEChX"

さかばさんはTwitterを使っています: "Redmine へのマイグレーションスクリプトを提供するとは考えてくれている。使ってないけど、、 RT @g_maeda ChiliProject終了のお知らせ。 http://t.co/lUP3cDPglR"

chiliproject/chiliproject

Announcing the end of ChiliProject - ChiliProject Blog

asinteg/chiliproject-to-redmine

第8回勉強会の感想~RedmineはCRMや情報系システムにも適用できる #RxTStudy: プログラマの思索

第3回品川Redmine勉強会の感想 #47redmine: プログラマの思索

2010年頃にRedmineからフォークされたChiliProjectが終了されたWebページを見た。
RedmineのVer1.0のリリースに活躍されたコミッタEric Davisが、ChiliProjectを発足したが、最近は更新頻度が落ちていたみたいだ。

Redmine 1.0.0 released!: プログラマの思索

Ruby界やRails界は、バージョンアップがすごく激しい。
RubyもVer1.8が長かったけれど、今やVer2.2まで上がった。
RailsもVer2からVer4.2まで上がっている。

RubyやRailsのバージョンアップ内容は、フォルダ構成やAPIまで変わってしまうので、その速度に追随するのが難しいだろうと思う。
たぶん、ChiliProjectもその速度に耐えられなかったのだろう。
おそらく、似たようなソフトウェアの事例もたくさんあるだろうと推測する。

RedmineもVer1.xからVer2.xへバージョンアップした時に、追随できないプラグインが大量に発生した。
そんな状況で、RubyやRailsのバージョンアップに追随しようとするRedmineは素晴らしいと思う。

ソフトウェア開発者ならば、OSのバージョンアップや、RubyやJDK、OracleやMySQLなどのミドルウェアのバージョンアップに追随する作業がどれだけ大変か、知っているだろうと思う。
つい最近は、WindowsXP終了やWindowsServer2003終了の対応で、たくさんの業務システムに修正が発生して、スポット的な活況になったのを思い出す。

ユーザから見れば、OSやミドルウェアのバージョンアップは大したことがないように思えるけれど、ソフトウェアを違う環境へ移植して正常に動作することを保証するのは、かなり大変だ。
回帰テストのテストケース数が膨大になってしまうからだ。
回帰テストほど、開発者にとって単純で面白くない作業はないものだ。

Redmineは自動テストが徹底されていると聞いているので、RubyやRailsのバージョンアップに耐えられるのだろう。
実際、Redmine build statusを見ると、ミドルウェアの種類とバージョンごとに自動テスト結果が公開されており、とても参考になる。

そんなRedmineも、Ver3.0のリリース日が2015/2/22が設定された。
主な目玉は、Ruby2.2とRails4.2対応だろう。

3.0.0 - Redmine

Feature #18947: Ruby 2.2 support - Redmine

Feature #14534: Upgrade to Rails 4.2 - Redmine

RubyやRailsはバージョンアップするごとに、性能も改善されていると聞く。
Redmineもその恩恵を受けられるはずだから、機能改善だけでなく性能改善にもすごく期待している。


|

« Redmineで課題管理をする時の注意点 | トップページ | Redmine 3.0.0 released! »

Redmine」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« Redmineで課題管理をする時の注意点 | トップページ | Redmine 3.0.0 released! »