Redmineの親チケット検索機能とCSVインポーター機能
最近、Redmineで大きな機能改善がされているように思う。
リンク先の記事をメモしておく。
【1】Redmine 3.1新機能紹介: 親チケットおよび子チケットによるフィルタ | Redmine.JP Blog
Ver3.1からチケット一覧画面で、親チケットでフィルタリングできるようになった。
これはすごく嬉しい機能。
以前は、redmine-parent-issue-filter プラグインを入れる必要があった。
redmine-parent-issue-filterの方が高機能ではあるが、Ver3.1の親チケットのフィルタリング機能でも十分に使える。
親チケットでフィルタできるRedmineプラグイン: プログラマの思索
Parent issue filter plugin for redmine の v1.0.1 をリリースしました。 - Enjoy*Study
親チケットの検索機能を使う場面としては、チケットをWBSのように深い階層で登録した状態で、WBSに紐づくタスクを洗い出したい時だろう。
Redmineに慣れていないプロジェクトリーダーは、バージョン機能を使わず、親チケットに工程を割り当てて、作業を子チケットへ階層化するように登録する場合が多い。
その時、親チケットをキーとして、子チケットのWBSを全て検索したい要望が多い。
Redmineのソースはまだ見ていないけれど、親チケットの検索SQLをどのように実現しているのか、が知りたい。
親チケットの検索処理は、いわゆる再帰処理であるが、Redmineの子チケットは無限の階層を許す。
うまいやり方でなければ、検索の性能が悪化するからだ。
おそらく、JPLはそれも考慮して実装しているのだろうと推測する。
なお、Redmineのチケットの階層化の実装方法は、入れ子集合という概念を上手く使っている。
だから、再帰SQLの処理も実装しやすいのではないか、と推測する。
Redmineチケットの階層化の実装方法: プログラマの思索
リビジョン 14493 - Import issues from CSV file (#950). - Redmine
初期のRedmineの頃から、チケットの一括インポートのプラグインは必須だった。
WF型開発でもAgile開発でも、PJ計画時に大量のチケットを一括登録したい要望があるからだ。
Ver3.1までは、CSVインポートのプラグインか、Excelから一括登録できる「Redmineチケット★一括★」のどちらかを使えば解決できる。
RedmineチケットをExcelから一括登録できるアプリ「Redmineチケット★一括★」: プログラマの思索
上記の@g_maedaさんのTwitterを見る限り、次期Ver3.2でリリースされるようだ。
CSVインポート機能は、従来のRedmineには不足していてプラグインとして必須に近かった機能だったから、Redmineの発展に良い影響を与えるだろうと推測する。
今後もRedmineの動向を追いかけてみる。
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