RedmineへのファイルアップロードをFTPファイルサーバーに置き換えるプラグインFTP File Server Plugin
RedmineへのファイルアップロードをFTP File Serverに置き換えるプラグインFTP File Server Pluginを見つけたのでメモ。
【参考】
jrupesh/file_servers ・ GitHub
FTP File Server - Plugins - Redmine
Redmineのアジャイル開発向けプラグイン - torutkの日記
ソースや設計書はGitやSVNなどのバージョン管理ツールの配下に置くだろうが、提案書や進捗報告書のように、一時的に作るドキュメントは共有ファイルサーバーに配置したくなる。
管理資料、warファイルは履歴管理の対象でないからだ。
でも、共有ファイルサーバーに配置すると、ファイルパスが忘れがちで、大量のドキュメントが散在してしまい、死蔵されてしまいがち。
そこで、Redmineの「ファイル」機能をFTPファイルサーバーで代用する方法が考えられる。
RedmineのFTP File Server Pluginを使う利点は、FTPファイルサーバー上のドキュメントのリンクをチケットやWikiに貼れることだろう。
ふりかえり、レビュー記録、顧客とのやり取りなどをチケットやWikiに記載する時に、Redmineの「ファイル」機能でアップロードされたドキュメントにリンクを張っておけば、経緯や変更理由をたどることができる。
リリースに至った経緯や変更理由は、たくさんの議論ややり取りに埋もれているので、コミット履歴の途中にそれらのリンクが欲しいのだ。
また、RedmineのFTP File Server Pluginの他の利点としては、アップロードされたドキュメントはRedmine上で一元管理できるので、消滅される危険性も減る。
ドキュメントに、Redmine上で説明文のコメントを付けておくと、ドキュメントの内容が何であるか、をすぐに判断することもできる。
つまり、一時的な管理資料やドキュメントも、Redmineで一元管理してしまえばいいのだ。
RedmineのFTP File Server Pluginを見ると、RedmineプロジェクトごとにFTPファイルサーバーを指定できるようなので、開発チームごとにFTPサーバーを分けてもいい。
共有ファイルサーバーはすぐに容量が爆発しやすいので、FTPファイルサーバーを分割しておくと使い勝手も良いし、セキュリティも良くなるかもしれない。
Redmineの「ファイル」「文書」機能は正直使いやすいとは言えないので、こういうプラグインの発想を取り込んで機能拡張されるといいな、と思う。
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