Redmineの合計予定工数と合計作業時間の表示機能
Redmineの合計予定工数と合計作業時間の表示機能についてメモ。
【参考】
Redmine 3.1新機能紹介: 予定工数・作業時間の仕様整理と合計予定工数・合計作業時間の追加 | Redmine.JP Blog
Redmineは実績工数管理システムになりうるか: プログラマの思索
Redmine 3.1新機能紹介: 親チケットの値(優先度・期日など)を子チケットと連動させない設定 | Redmine.JP Blog
Redmine3.1では、チケット一覧画面やチケット画面、工数集計の画面で、合計予定工数と合計作業時間が集計表示されるらしい。
仕様としては、下記になるらしい。
親チケットの工数(予定・実績)=子孫チケットの値の合計値 + 親チケットの値
子チケットの工数(予定・実績)=そのチケットの値
この機能はとてもありがたい。
以前のRedmineでは、WBSの100%ルールによって、親チケットの属性情報は子チケットの属性の和になる制約があった。
この制約はプロジェクト管理では当たり前の話だが、実際の運用では、親チケットに最初の予定工数を書いていた後で、子チケットをぶらさげると消えてしまう弱点があった。
当初の予定情報は残したい場合があるのだ。
また、WBSの階層構造であっても、親チケットは、工程かつタスクである場合もあるので、子チケットとは別に予定・実績工数を残しておきたい場合もある。
上記の仕様に統一されたことによって、Redmineを保守案件や要件定義フェーズの実費請求案件に適用して、実績管理システムとして扱う運用はかなり現実的になったように思う。
具体的なアイデアは、Redmineは実績工数管理システムになりうるか: プログラマの思索に書いたけれど、少なくとも、ユーザ別・日別・タスク別に予定・実績工数を集計できればいい。
具体的には、Redmineチケットに予定・実績工数を記録しておけば、DBから直接SQLを叩いて集計することで、いくらでも欲しい工数一覧を出力することができる。
SIのプロジェクトリーダーとしては、請負契約だけではなく、工数委託や派遣契約、実費請求の案件の管理もすごく重要だ。
しかも、それらの作業は実際はすごく煩雑な作業だ。
それら作業がRedmineというプロジェクト管理ツールによって自動化ないし効率化できないか、という要望が意外に多いのではないか?
色々考えてみる。
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