TestLinkで手動テストや自動テストの結果を統合してレポートさせる手法
TestLinkで手動テストや自動テストの結果を統合してレポートさせる手法が公開されていたのでメモ。
【参考】
TestLinkで手動テストと自動テストを統合する : Jenkins編 - Qiita
TestLinkで手動テストと自動テストを統合する : JUnit編 - Qiita
TestLink Cloud Hosting, TestLink Hosting - Installers and VM
TestLinkOpenSourceTRMS/testlink-code: TestLink Open Source Test & Requirement Management System
TestLinkのdocker imageをdockerhubにアップロードしてみた - Qiita
TestLink Plugin - Jenkins - Jenkins Wiki
ootaken/TestLinkJenkinsIntegration: sample of integration of TestLink and Jenkins
(引用開始)
そのような徐々に自動テスト化していく中では手動テストと自動テストを同時にリグレッションテストやスモークテストとして行ったりするので、両方をまとめて管理したい、まとめて状況を見たいというお話をマネージャーさんからリクエストされることが度々あります。
私にそんな話が来るぐらいと言うことは世の中でもそういうニーズがあるに違いない、そもそもHPのQuality CenterやIBMのRational Quality Managerのような商用のテスト管理ツールにはそういう機能ありますね。
でも、そのためだけに商用を買うのも・・・っていうことで、俺たちのOSSテスト管理ツールのTestLinkにもそういう機能がありました。
というのでTestLinkの自動テスト統合機能を調査してみましたのでまとめてみます。
(引用終了)
上記の手法は、JUnitでテスト自動化した結果をTestLinkに取り込んだり、Jenkinsのビルド結果をTestLinkに取り込んで、そのテスト結果や分析結果をTestLink上で表示させる手法だ。
方向性としては、TestLinkにはAutomationという設定があり、自動テスト結果を取り込むAPIやUIが用意されているので、それを使うというアイデアだ。
なぜそんな手法が必要になるのか?
プログラマとしては、テスト結果は終わった結果なので、そこまで興味があるわけではない。
しかし、マネージャや品質保証部の担当者としては、最新のテスト結果が欲しかったり、日々のテスト結果の履歴から品質分析したいという要望がある。
つまり、マネージャなどの利害関係者向けに、テスト結果のレポートツールが必要なわけだ。
そこで、テスト結果のレポートツールとしてオープンソースのTestLinkがあり、TestLinkの自動テスト結果取り込み機能を使えばうまくいくわけだ。
上記の記事を読むと、設定方法には色々な試行錯誤がいるようだが、利害関係者に見せるには十分な機能だろうと推測する。
TestLinkに一度データが入れば、TestLinkに溜まったテストデータを解析すれば、色んな知見が得られる可能性もある。
最近の僕はTestLinkの情報を追いかけていなかったが、2016/1時点で、Ver1.9.14までマイナーバージョンアップされているようだ。
この辺りの情報も調べてみたい。
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