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2016/05/11

Redmineカテゴリのデフォルト担当者を上手く使う運用方法

Redmineカテゴリのデフォルト担当者を上手く使う運用方法はないか、探していたら、下記の記事があったのでメモ。

【参考】
チケット作成時にカテゴリ選択で担当者を割り当てる | Redmine.JP Blog

【1】Redmineの各プロジェクトで任意に設定できるチケット属性として、カテゴリと対象バージョンがある。
Redmineを大規模運用している場合、この2つの機能を上手く使って欲しいのに、全く使わないチームが多い。
話を聞くと、カテゴリを使うメリットが分からない、とよく言われる。

カテゴリの本来の機能は、チケットを分類する、あるいは、チケット一覧の検索条件の一つとして使うべき。
よくある例は、カテゴリに、システム名・機能名・種別(画面・帳票、OL/BT)・部署名などを設定する。
チケット集計したい時にカテゴリでグルーピングすることで、プロジェクトの状況を把握できるメリットがある。

しかし、案件や業務の特徴によっては、チケットを分類・検索条件として使わない状況もある。
特に、チケットをどんどん起票して、カンバンのように流していく運用では、チケットに入力する項目を出来るだけ減らしたい。
チケット入力者は自分のチケットしか頭にないので、チケット集計をするためにわざわざカテゴリのような項目を入れる動機も少ない。

【2】Redmineカテゴリ設定画面を見ると「デフォルト担当者」というリストがある。

(引用開始)
チケットのカテゴリには担当者を設定することができます。新しいチケットの作成時に担当者の指定を省略してカテゴリを選択すると、カテゴリの担当者をチケットの担当者として自動的に設定することができます。

この機能は次のような応用が考えられます。

1)特定の担当者が決まっている業務について新たにチケットを作成する際に、カテゴリを選択することにより担当者の指定を省略できる。チケットを起票する者は誰がどの業務の担当者か把握していなくても、適切なカテゴリを選択すればチケットには適切な担当者が設定される。

2)定期的に担当者が変わる業務のカテゴリを作成しておき、カテゴリに常に最新の担当者を割り当てておく。チケットを起票する者は現在の担当者が誰かを把握していなくても、新規チケットを作成する際にカテゴリを選びさえすれば適切な担当者を設定することができる。

カテゴリ選択による担当者の設定が行われるのは、新規のチケットを担当者未設定の状態で作成したときのみです。チケット作成時に担当者を選択した場合はカテゴリの担当者よりも選択した担当者が優先されます。また、既存チケットのカテゴリを変更しても、担当者の自動設定は行われません。
(引用終了)

上記の記事のように、カテゴリ=業務に対応付けて、業務のデフォルト担当者が決まっている場合、カテゴリのデフォルト担当者を設定しておけば、チケットの新規作成時にカテゴリを設定することで担当者がデフォルトで設定される。
これは便利だ。

カテゴリのデフォルト担当者を使いたい場面としては、申請手続きのような事務処理ワークフローが適しているだろう。
事務処理では、業務の種類は申請書という帳票ごとに決まっており、その業務も普通は担当者が固定されている。
したがって、チケット作成時にカテゴリを選択する手順を踏めば、担当者が空欄でも、自動設定される。
つまり、申請書をチケットに作成した時の担当者が不明な場合は、カテゴリだけ設定しておけば良い。

普通は担当者=空欄のようなチケット管理の運用は少ないだろうが、Redmineカテゴリのデフォルト担当者を上手く使う運用方法は事務処理ワークフローには適しているように思える。
色々試してみる。

【追記】
MAEDA, Goさんのツイート: "@akipii Redmine公式サイトではカテゴリ「Website (https://t.co/wPJTDg14AH)」を選択してチケットを作ると担当者が「Jean-Philippe Lang」にセットされます。"

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