ZabbixからRedmineにチケット登録してインシデント管理する方法
ZabbixからRedmineにチケット登録してインシデント管理する記事があったのでメモ。
特に主張はなし。
【参考1】
監視ツール × Redmineで実現する自動インシデント登録システム - Qiita
【参考2】
障害発生時にも漏れなし! Zabbixの監視アラートでRedmine上にチケットを起票する仕組みをつくろう (1/4):CodeZine(コードジン)
Zabbixコラボ企画「第2弾 Redmineと連携しよう!!~Part1~」|zabbix|クラウド関連技術ブログ|クラウドデザインのFL.OPS
Zabbixの監視アラートでRedmine上にチケットを作っちゃおう
ZabbixとRedmine連携の記事のリンク: プログラマの思索
Zabbixの監視アラートでRedmine上にチケットを作っちゃおう
【1】Zabbixのようなサーバー監視ツールで、エラー検知したら、Redmineに障害チケットを自動登録させたい。
一度チケット登録されれば、通常の運用フローで、オペレータからインフ担当者、問題管理プロセスで開発チームが抜本的なソース修正のように回せるから。
外部システムからRedmineチケットを自動登録させる方法は2種類あるだろう。
一つは、メールによるチケット自動登録。
もう一つは、REST APIによるチケット登録。
両方共に、シェルスクリプトやCronコマンドを書けば対応できるので、実現方法も運用も難しくはない。
では、違いは何があるか?
【2】メールによるチケット自動登録の場合、メール本文にチケットの属性やカスタムフィールドの変数名を対応付けておけば、チケットの属性に自動登録してくれる。
最新版では、Pop3sに対応するとか、チケットの基本属性だけでなくカスタムフィールド、ウォッチャーの登録もできるなど、数多くの機能が改善された。
RedmineReceivingEmails - Redmine
Wikiを見ると、Cronよりも下記のGemを使った方がrakeタスクが速くなるという文章があるので、色々試してみてもいいだろう。
RedmineReceivingEmails - Redmine
なお、メールによるチケット自動登録機能は、以前よりもかなり高機能になっているので、できるだけ最新バージョンを使った方がいいし、Redmine本家のドキュメントを見て、コマンドを確認した方が良い。
【3】REST APIの場合、メールによるチケット自動登録機能よりも数多くの操作が可能だ。
たとえば、チケットに実績工数を付けたり、ファイル添付も可能だ。
Ver3.3から、検索APIも提供されるらしいので、Redmine本家のドキュメントを見て、コマンドを確認した方が良い。
上記の記事を読むと、REST APIからチケット登録用のシェルスクリプトを1本作った方が色々カスタマイズしやすい。
【4】個人的には、Zabbixからのインシデント管理は、別のRedmineインスタンスで管理した方が良いように思う。
理由は、サーバー監視ツールからのエラー検知は大量に発生しがちであり、通常の運用におけるインシデント管理で起票したチケットに混じってしまうと、Redmineチケットが膨大に増えて、ゴミ箱になりがちと思うからだ。
この辺りの運用も色々やり方があると思うので、試してみる。
| 固定リンク
「Redmine」カテゴリの記事
- Redmineのバージョン設定でプロジェクトの設定方法が違う(2024.06.23)
- ウクライナのRedmine開発者が作ったRedmineテーマやプラグイン(2024.06.18)
- 第26回redmine.tokyo勉強会の感想~多様性はコミュニティが成功する重要な要因の一つ #redmineT(2024.06.15)
- Redmineで持ち株管理する事例(2024.04.21)
- チケットはデータでとプロセスの二面性を持つ #redmine(2023.12.24)
コメント