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2017/03/30

Redmineで日本語ファイル名の画像がPDF内で正常表示されるようになった

ver3.3.2のRedmineで日本語ファイル名の画像がPDF内で正常表示されるようになったのでメモ。
@naitohさん、ありがとうございました。

【参考】
Defect #22335: Images with non-ASCII file names are not shown in PDF - Redmine

akipiiさんのツイート: "Redmine3.3.2 で、PDF出力時に、日本語ファイル名の画像ファイルが埋め込まれない 。画像ファイル名がURLエンコードされた文字列がPDF出力される 。画像ファイル名が英数字ならば、PDFに画像が埋め込まれるのでOK。"

akipiiさんのツイート: "Redmine 利用の日本人にはありがたいです。RT @g_maeda: @naitoh @akahane92 Defect #24271 の件とともに修正ありがとうございます! PDF内で画像が正常に表示されることを確認しました。 喜ばれる方が多いのではないかと思います。"

akipiiさんのツイート: "ありがとうございます!@naitoh: @akahane92 @g_maeda Redmine 3.x で、日本語ファイル名の添付画像がpdf出力されない件、対応が遅くなり申し訳ありません。先程リリースした rbpdf 1.19.1にて修正しましたので、ご確認頂ければと思います。"

Kuniharu AKAHANEさんのツイート: "@naitoh @g_maeda 内藤さん、対応してくださったのですね。本当ありがとうございます。確認しますね。/ A good news for #Redmine CJK users! Thx a lot @naitoh san! https://t.co/HK2o7DnQwT"

Kuniharu AKAHANEさんのツイート: "@naitoh @g_maeda 当方の全環境にて、問題の解消を確認できました。とても助かります。ありがとうございました!/ Images with non-ASCII file names are not shown in PDF https://t.co/zITGox6odB"

Redmine 2.6のCHANGELOGのメモ: プログラマの思索

10年前のRedmineでは、PDF出力した時、日本語が文字化けする問題があったが、今はもう無い。
しかし、ついきさっきまで、Wikiに日本語ファイル名で画像ファイルをアップした後でPDF出力すると、PDF内に日本語ファイル名がURLエンコードされて表示されてしまい、画像が埋め込まれないバグがあった。

@naitohさんが、PDF出力Gemを更新してくれて解決した。
「bundle update」を実行すればOK。

(引用開始)
bundle update results:

Using rbpdf-font 1.19.1 (was 1.19.0)
Using rbpdf 1.19.1 (was 1.19.0)
(引用終了)

RedmineのPDF出力機能が活躍する場面は、Wikiに記載したマニュアルをPDFで出力したい時だろう。
たとえば、Redmineの運用マニュアル、業務システム開発PJの技術情報や用語集などは、Wikiに書いている場合が多い。

Wikiに書いておけば、メールにリンクさえ貼れば誰でも見れる。
Excelドキュメントに運用マニュアルや技術情報を書いても、すぐに内容が古くなるし、Excelファイルはすぐに散在してしまうから。

運用マニュアルや技術情報のように、版管理しなくてよいドキュメントは、Wikiにピッタリだ。
最新版のマニュアルさえ取得できればいいから。

Wikiに編集履歴が残るので、最新版さえ保守すればいいから。

マニュアル納品の時は、PDFで納品すればいい。
しかも、RedmineからWiki全てを一括PDF出力できるし、しおり機能も付いてくるので便利。

Redmine 1.4新機能紹介: Wikiの全ページを一括してPDFに出力 | Redmine.JP Blog

しかし、PDFではなく、Wikiの内容をOffice文書で出したい時もある。
Redmine本家には既に、ODT形式で出力するパッチがアップされている。

2016年5月のRedmine開発状況 | Redmine.JP Blog(WikiページをODT形式でエクスポート)

Feature #22923: Export Wiki to ODT - Redmine

WikiからOffice文書が出せるのはすごくいい。
ユーザマニュアルを納品した時に、ユーザが自分で加工できるから。
後はご自由に、みたいな感じで。

この機能も早くリリースできるようになればいいと思う。

【追記】
Windows上で、Ruby1.9、Ruby2.0では、rbpdf 1.19.1でエンコーディングエラーが発生する、として、JPLがチケットをRejectした。
それを受けて、まるやまさんが、Ver3.4で、Ruby1.9、Ruby2.0は廃止することを提案している。
実際、Ruby2.0以前は既に保守されていないからだ。
但し、RedmineがRuby2.0以前は対応しない、という意思決定がなされると、利用ユーザに大きな影響を与えるだろうと思う。

Defect #24271: htmlentities warning - Redmine

Feature #25538: Drop support Ruby 1.9.3 and 2.0 - Redmine

なお、その後、@naitohさんがRbpdfの修正バージョンをリリースしたので、Redmine本家に取り込まれた。

リビジョン 16520 - Use rbpdf 1.19.2 (#22335, #24271). - Redmine

JPLがこのように、細部までテストしてバグ出ししていること、それを受けて、レガシーなRubyを廃止することを検討していること、それらの動きをWeb上で全世界で参照できることにすごく敬服している。
Redmineの進化の方向性は、間違っていないように思う。

【追記】
RubyのPDFライブラリRbpdfに関して、@naitohさんの移植作業は下記で公開されている。

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